文献
J-GLOBAL ID:201702230929091862   整理番号:17A1202507

S期とG2期でのDNA修復経路選択はNHEJ阻害因子CYRENにより調節される

Regulation of DNA repair pathway choice in S and G2 phases by the NHEJ inhibitor CYREN
著者 (11件):
資料名:
巻: 549  号: 7673  ページ: 548-552  発行年: 2017年09月28日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
古典的非相同末端結合修復(cNHEJ)と相同組換えは,細胞周期の際に二本鎖DNA切断の修復で競合する。細胞周期G1期では相同組換えが抑制されているが,S期とG2期ではどちらの経路も働いている。しかし,S期とG2期にcNHEJが相同組換えに常に打ち勝つわけではない理由は不明である。今回我々は,CYREN(cell cycle regulator of NHEJ)が,cNHEJの細胞周期特異的阻害因子の1つであることを示す。CYRENを抑制すると,S期とG2期中にcNHEJがテロメアや染色体内切断部で起こるようになり,CYRENを欠失した細胞は,損傷誘導に際しG1期以外に限定して染色体異常が蓄積する。CYRENはKu70/80ヘテロ二量体に結合することによって働き,突出末端のある切断部で,突出末端を保護することによりcNHEJを選択的に抑制する。従って,CYRENはcNHEJの直接的な細胞周期依存的阻害因子であり,姉妹染色分体が存在する細胞周期の各段階において,相同組換えによる誤りのない修復を促進すると考えられる。Copyright Nature Japan KK 2018
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子遺伝学一般  ,  遺伝子発現  ,  細胞生理一般 

前のページに戻る