抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】高齢患者における非心臓手術後の早期認知機能障害(POCD)に及ぼすプロポフォールとセボフルランの影響を評価する。方法:コンピュータにより、Cochrane library、MEDLINE、EMBASE、Pubmed、中国生物医学文献データベース、中国の知識ネットワーク、データベースと万方データベースにおけるプロポフォールとセボフルラン全身麻酔の老年非心臓手術患者に対して早期にPOCDを発生させる無作為対照試験(RCT)を行った。検索時間は,2016年6月までに構築された。同時に、文献を参考にした参考文献を遡る。3名の独立した研究者により、組み入れた標準に基づいて、研究に組み入れたRCTに対して厳格な評価と資料抽出を行い、品質標準に符合するRCTに対してMeta分析を行った。統計解析は,RevMan5.1ソフトウェアを用いて行った。【結果】14人のRCT患者を登録し,790人の高齢患者は,メタ分析によって分析されていることが示された(P<0.05)。手術後のプロポフォール群患者の開眼時間、抜管時間はセボフルラン群より短かった[SMD開眼=-0.83、95%CI(-1.05、-0.61)、P<0.05;SMD抜去=-0.85、95%CI(-1.09、-0.62)、P<0.05]。手術後1、3、6 hプロポフォール群とセボフルラン群の簡易知能状態評価尺度(MMSE)採点はいずれも低下した。プロポフォール群におけるMMSEスコアは,セボフルラン群[SMD1h=0.84,95%CI(0.61,1.08),P<0.05,SMD3h=1.12,95%CI(0.86,1.38),P<0.05,SMD6h=0.61,95%CI(0.40,0.82),P<0.05]より有意に高かった。手術後1日目のプロポフォール群とセボフルラン群のMMSEスコアには有意差がなかった[SMD1 d=0.14,95%CI(-0.03,0.31),P>0.05]。手術後3日目のプロポフォール群のスコアは,セボフルラン群[SMD3d=-0.32,95%CI(-0.56,-0.07),P<0.05]より高かった。手術後7日目のプロポフォール群とセボフルラン群のMMSEスコアには有意差がなかった[SMD7d=-0.18,95%CI(-0.51,0.15),P>0.05]。手術後24時間で,プロポフォール群のPOCDの発生率は,セボフルラン群のそれより有意に高かった[OR=0.35,95%CI(0.21,0.58),P<0.05]。結論:プロポフォールとセボフルラン麻酔は、前者の覚醒が速く、抜管時間が短く、両者はいずれも老年非心臓手術患者の早期認知機能低下を引き起こすが、プロポフォール作用はセボフルランより弱く、高齢患者の全身麻酔に適する。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】