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J-GLOBAL ID：201702231194517883   整理番号：17A0135275

有機金属化学 99 シクロメタル化反応五員環生成物および中間体を用いた触媒の利用(1)

著者 (1件)： 大前巌 (大前研)
資料名： 化学工業  (Chemical Industry)
巻： 68  号： 2  ページ： 147-157  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0101A  ISSN： 0451-2014  CODEN： KAKOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シクロメタル化反応は,電子供与体の高いアミン,フォスフィン,アルコールおよび硫黄化合物が中心金属に配位する反応であるので,反応性が高く,五員環生成物または中間体は,官能基性が高く,触媒としても用いられる。シクロメタル化反応の五員環生成物や中間体は,高い官能基性があり,メタセシス反応では,第一や第二世代のHoveyda-Grubbs触媒および第三世代のGrubbs触媒として用いられるだけでなく,キラル反応,クロスカップリング,重合反応等に用いられる。更に,シクロメタル化反応の五員環生成物は,医薬,OLED,二酸化炭素の利用(地球温暖化分野),太陽光発電およびセンサー等の多くの産業分野でも利用される。

シソーラス用語： *メタル化 ,  *環化反応 ,  反応性 ,  カルベン錯体 ,  ルテニウム錯体 ,  ルテニウム触媒 ,  *触媒
準シソーラス用語： *シクロメタル化 ,  Grubbs触媒

分類 (2件)： 触媒の性質一般  (CB06121R) ,  環化反応,開環反応  (CF02050I)

タイトルに関連する用語 (6件)： 有機金属化学 ,  シクロメタル化 ,  五員環 ,  生成物 ,  中間体 ,  触媒