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J-GLOBAL ID：201702231216933489   整理番号：17A1950561

連続鋳造鋳片のマクロ偏析に及ぼす熱溶質対流の影響に関する数値解析

Numerical Simulation of Effect of Thermo-solutal Flow on Macrosegregation in Continuously Cast Slabs

著者 (3件)： 及川勝成 (東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻) ,  平田直哉 (東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻) ,  安斎浩一 (東北大学大学院工学研究科金属フロンティア工学専攻)
資料名： 鉄と鋼
巻： 103  号： 12  ページ： 747-754(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 連続鋳造プロセスにおけるマクロ偏析としては,主にV偏析,中心偏析が問題となる。V偏析,中心偏析は流れによる溶質移動と凝固現象が相互に影響し合う複雑な現象である。本研究では,最初に熱溶質対流と凝固収縮流をとりいれた矩形のモデルを構築し,グリッドサイズや収束誤差の偏析模様への影響および熱溶質対流の偏析挙動への影響について解析した。収束条件やグリッドサイズを適正化することで,V字型のマクロ偏析が現れた。凝固収縮流のみを考慮した場合,V字偏析はみられず表面に正偏析が現れ,熱溶質対流をのみを考慮した場合,V字偏析が現れることから,V字型の偏析は熱溶質対流による固液界面の洗浄効果で現れると考えられた。固相率が増加すると凝固収縮流が主な流れとなった。

シソーラス用語： *連続鋳造 ,  *凝固 ,  凝固組織 ,  *偏析 ,  *数値解析 ,  物質移動 ,  熱対流 ,  収縮 ,  変化 ,  固液界面 ,  流動解析 ,  透過率 ,  分配係数
準シソーラス用語： 鉄鋼連続鋳造 ,  マクロ偏析 ,  溶質移動 ,  体積変化 ,  固相率 ,  熱力学計算 ,  熱溶質対流

著者キーワード (6件)： numerical simulation ,  macrosegregation ,  continuous casting ,  numerical simulation ,  macrosegregation ,  continuous casting

分類 (2件)： 凝固  (WC01050M) ,  その他の金属組織学  (WB01040Y)

引用文献 (33件)：

• 1) A. Suzuki: Tetsu-to-Hagané, 60(1974), 774.
• 2) K. Kumai, K. Asano, T. Ohhashi, E. Nomura and H. Fujii: Tetsu-to-Hagané, 60(1974), 894.
• 3) S. Takaishi, T. Komai, K. Noro and Y. Akita: Tetsu-to-Hagané, 60(1974), 915.
• 4) S. Ogibayashi: Sanyo Tech. Rep., 19(2012), 2.
• 5) H. Mori, N. Tanaka, N. Sato and M. Hirai: Tetsu-to-Hagané, 57(1971), 263.

タイトルに関連する用語 (5件)： 連続鋳造鋳片 ,  マクロ偏析 ,  溶質 ,  対流 ,  数値解析