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J-GLOBAL ID:201702231262146725   整理番号:17A0287797

非アルコール性脂肪肝疾患齧歯類モデルにおける長い非コードRNAプロファイリング:病因への新しい洞察

Long Non-Coding RNA Profiling in a Non-Alcoholic Fatty Liver Disease Rodent Model: New Insight into Pathogenesis
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は,世界中で最も一般的な慢性肝疾患の1つであり,不明確なメカニズムを有する。最近,長い非コードRNA(lncRNA)が重要な制御分子として浮上している。NAFLD病原性をよりよく理解するために,NAFLD齧歯類モデルにおいて,lncRNAおよびメッセンジャーRNA(mRNA)マイクロアレイを実施した。有意に変化したlncRNAの潜在的な標的遺伝子は,シス/トランス調節アルゴリズムを用いて予測された。それらの機能を探索するために,遺伝子オントロジー(GO)分析および遺伝子および「Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes」(KEGG)経路濃縮分析を行った。現在の分析では,89個の上方制御されたmRNAおよび177個の下方制御されたmRNAが,291個の調節解除されたlncRNAと共に同定された。これらのRNAのバイオインフォマティクス分析により,これらのRNAをアラキドン酸代謝や,概日リズムや,リノール酸代謝や,ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)シグナル伝達経路や,スフィンゴ脂質代謝や,ステロイド生合成や,トリプトファン代謝およびチロシン代謝を含む経路に分類した。代表的な9つのmRNAおよび8つのlncRNA(脂肪肝関連のlncRNA,FLRLと名付けた)の定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)を行い,これは以前のマイクロアレイ結果を確認した。FLRL1や,FLRL6およびFLRL2などのいくつかのlncRNAは,それぞれperiod circadian clock 3(Per3)や,Per2およびアリール炭化水素受容体核トランスロケーター様(Arnt1)を標的とする概日リズムにおいてに関与することが示された。さらにFLRL8や,FLRL3およびFLRL7は,脂肪酸結合蛋白質5(Fabp5)や,リポ蛋白質リパーゼ(Lpl)および脂肪酸デサチュラーゼ2(Fads2)との相互作用を介してPPARシグナル伝達経路において潜在的役割を示した。機能的実験は,lncRNA FLRL2発現の干渉が,予測される標的である概日リズム遺伝子Arnt1の発現に影響を及ぼすことを示した。さらに,FLRL2およびArnt1の両方が,NAFLD細胞モデルにおいて下方制御された。本研究では,NAFLDにおけるlncRNAおよび対応するmRNAが同定され,NAFLDの病因についての新たな洞察を提供している。さらに,著者らは,Arnt1によって媒介されるNAFLD病因に関与し得る新規のlncRNA FLRL2を同定した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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