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J-GLOBAL ID：201702231328044791   整理番号：17A1406818

ジベンゾ-7-ホスファノルボルナジエン化合物からのホスフィニデン移動の機構およびその範囲

Mechanism and Scope of Phosphinidene Transfer from Dibenzo-7-phosphanorbornadiene Compounds

著者 (6件)： TRANSUE Wesley J. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  VELIAN Alexandra (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  NAVA Matthew (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  GARCIA-IRIEPA Cristina (Universidad de Alcala, Madrid, ESP) ,  TEMPRADO Manuel (Universidad de Alcala, Madrid, ESP) ,  CUMMINS Christopher C. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 31  ページ： 10822-10831  発行年： 2017年08月09日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジベンゾ-7-ホスファノルボルナジエン化合物RPA(A=C₁₄H₁₀)を,加熱によるアントラセンの脱離で生じるホスフィニデン源として検討した。ホスフィニデン移動にはπ電子供与性が重要で,その例がジアルキルアミド基である。ホスフィニデンの気相分光の前駆体となりえるジアルキルアミド誘導体の[Me₂N=P]を検出した。1,3-シクロヘキサジエンおよびベンゼン-d₆中でのⁱPr₂NPAの熱分解速度は,反応中間体としてホスフィニデン[Me₂N=P]を生ずる一分子フラグメント化モデルと合致した。この結論をDFT計算で検討し,遊離した一重項アミノホスフィニデンを特徴とする反応機構モデルを得た。ホスフィニデン電子受容体としてはオレフィンおよびアルキンなどにまでに拡大できた。オレフィンへの立体選択的なホスフォニデン移動は一重項ホスフィニデンの反応性とも矛盾がない。

シソーラス用語： ホスフィド錯体 ,  *反応機構 ,  *置換基効果 ,  π電子 ,  ドナー ,  分子ビーム ,  質量分析 ,  基 ,  反応中間体 ,  熱分解 ,  一重項 ,  立体選択性 ,  *有機リン化合物 ,  ジエン ,  シクロアルケン ,  ポリアセン
準シソーラス用語： *ジアルキルアミド基 ,  *ホスフィニデン錯体 ,  電子供与体

分類 (3件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  有機りん化合物  (CF08040N) ,  反応工学,反応速度論  (XE01020M)

物質索引 (3件)： 1,3-シクロヘキサジエン ,  アントラセン ,  ベンゼン-d₆