抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
微生物の代謝反応を利用する,工場排水などの窒素成分の適切な実用処理法の安定的およびより効率的な運転法を目的とし,有用微生物の生物反応槽内維持のための,高分子ゲルを用いる微生物の包括固定化による窒素処理手法を開発した。その結果,硝化細菌およびアナモックス細菌などの特定の機能を有する有用微生物を,今回の包括固定化手法を用い,担体内に安定的および優占的に保持することができ,実装置を用いる窒素排水処理に利用することに成功した。この手法により,生物反応槽のコンパクト化,および処理目的に応じた微生物反応による高い安定した処理性能を得ることができた。この手法は,更に幅広い業種の排水に利用できる,環境保全のための手法の新規候補であった。