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J-GLOBAL ID:201702231357118611   整理番号:17A0900429

高い誘電率を持つ新しい全有機物DIPAB/PVDF複合材料膜

A novel all-organic DIPAB/PVDF composite film with high dielectric permittivity
著者 (9件):
資料名:
巻: 28  号: 13  ページ: 9658-9666  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: W0003A  ISSN: 0957-4522  CODEN: JMTSAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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顕著な誘電特性を持つポリフッ化ビニリデン(PVDF)及び臭化ジイソプロピルアンモニウム(DIPAB)結晶粒子(0-20質量%)からなる新しい全有機物複合材料をコーティング法によって合成した。電気活性β相及び(00l)構造DIPABを複合材料中に観察した。そして,その場成長DIPAB粒子の含有量の増加によって,明らかに電気活性β相が増加することが分った。Fourier変換赤外分光法から,5質量%のDIPAB結晶粒子ドーピングにおいて,PVDF中の最適β相含有量は,78.79%であることが分った。粒子とPVDFマトリックス間の界面に及ぼす強い相互作用を確認した。この相互作用は,PVDF中のフッ素原子の大きな電気陰性度とその場成長DIPAB粒子の表面電荷によるものである。この相互作用は,α相からβ相への変換を強化するだけでなく,その場成長DIPAB粒子の(00l)配向を改善すると考えられる。このことは,複合材料の誘電性能を強化すると思われる。DIPAB充填剤濃度が5質量%に到達した時,40Hzでの比誘電率は94と高く,この値は,純粋なPVDFマトリックス(~8.5)より11倍高い。Weibull分布を用いて,誘電破壊強度を分析し,DIPAB結晶粒子を5質量%ドーピングしたDIPAB/PVDF複合材料膜の絶縁破壊電界(Eb)は54.11kV/mmであり,EbはDIPABのモル濃度の増加と共に減少するが,それでも,38.9kV/mmより大きい。
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分類 (1件):
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有機化合物の薄膜 
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