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J-GLOBAL ID:201702231408676895   整理番号:17A1653197

タイミングジッターがフェムト秒スケールの硬X線自由電子レーザー

Hard X-ray free-electron laser with femtosecond-scale timing jitter
著者 (75件):
資料名:
巻: 11  号: 11  ページ: 708-713  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: W2212A  ISSN: 1749-4885  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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韓国の浦項加速器研究所の硬X線自由電子レーザー(PAL-XFEL)は,2016年11月27日に0.144nmの自由電子レーザービームの飽和を達成し,ライナックコヒーレント光源(LCLS)と,SPring-8オングストロームコンパクト自由電子レーザー(SACLA)の実証に続いて,世界で3番目の硬X線自由電子レーザーになった。アンジュレーター放射スペクトル分析を組み込んだ電子ビーム基準アライメントを用いることによって,先例のない時間安定性と分散のない軌道を備えたPAL-XFELの信頼性の高い運転が可能になった。特に,電子線形加速器と電子ビーム基準アライメントに最先端の設計を用いているため,自由電子レーザー光子ビームのタイミングジッターは常にわずか20fsに抑えられている。電子ビームの低いタイミングジッターによって,タイミングジッター補正を必要とせずにBi(111)フォノンダイナミクスの観察が可能になった。これは,PAL-XFELが硬X線時間分解実験の非常に有用なツールであることを示している。Copyright Nature Japan KK 2018
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