抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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広域地域を迅速かつ均一な精度で測量できる写真測量技術は,19世紀頃から利用されている古い技術であるが,近年,センサ技術などのハードウェアの技術的な発達と低価格化,コンピュータビジョンなどのソフトウェアの研究成果を容易に利用できる環境が整ったことから,無人航空機を利用した三次元計測技術の利活用が積極的に行われるようになった。当社では,国土交通省の取組みであるi-Constructionの実施以前から,無人航空機による三次元計測技術に着目し,土木現場で実運用することを念頭に,研究開発を行ってきた。本報では,2015年度および2016年度において,当社で実施した無人航空機による三次元計測の実証実験の結果を報告する。無人航空機の普及が広がっている現状から,今回の実証実験では,最新の無人航空機や,各種ソフトウェアを新たに導入し,実際に土木現場で無人航空機にて三次元計測を行い,土木現場における作業負荷をできるだけ軽減するための試行錯誤を行った。今回の実証実験より,撮影時の作業知識や市販ソフトウェアの効果的な利用方法を習得することができ,現状,有効な技術や今後の課題を整理することができた。(著者抄録)