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J-GLOBAL ID：201702231465138798   整理番号：17A1194342

ホットジュピターの大気中の酸化チタンの検出

Detection of titanium oxide in the atmosphere of a hot Jupiter

著者 (13件)： SEDAGHATI Elyar (European Southern Observatory, Santiago, CHL) ,  BOFFIN Henri M. J. (European Southern Observatory, Santiago, CHL) ,  SEDAGHATI Elyar (Deutsches Zentrum fuer Luft- und Raumfahrt, Berlin, DEU) ,  RAUER Heike (Deutsches Zentrum fuer Luft- und Raumfahrt, Berlin, DEU) ,  SEDAGHATI Elyar (TU Berlin, Berlin, DEU) ,  RAUER Heike (TU Berlin, Berlin, DEU) ,  MACDONALD Ryan J. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  GANDHI Siddharth (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  MADHUSUDHAN Nikku (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  GIBSON Neale P. (Queens Univ. Belfast, Belfast, GBR) ,  OSHAGH Mahmoudreza (Georg-August Univ. Goettingen, Goettingen, DEU) ,  OSHAGH Mahmoudreza (Universidade do Porto, Porto, PRT) ,  CLARET Antonio (CSIC, Granada, ESP)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 549  号： 7671  ページ： 238-241  発行年： 2017年09月14日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 系外惑星が親星をトランジットするとき,恒星からの光の一部が惑星大気中の原子や分子によって吸収されるため,惑星がより大きく見えるようになる。惑星の観測サイズを光の波長の関数としてプロットすると,透過スペクトルが得られる。そして,この透過スペクトルのわずかな変動の計測と,大気のモデリングとを合わせると,系外惑星の大気の特性の手掛かりが得られる。水素,酸素,炭素,ナトリウム,カリウムなどの軽元素からなる化学種は,このような方法でいくつかの高温の巨大系外惑星の大気中に検出されているが,より重い元素からなる分子はこれまで検出されていない。それにもかかわらず,非常に高温な系外惑星の大気の観測可能領域に酸化チタン(TiO)や酸化バナジウムなどの金属酸化物が存在し,昼側に温度逆転層を引き起こしていると予想されている。本論文では,ホットジュピターWASP-19bの大気中にTiOを検出したことを報告する。今回計測した,スペクトル範囲の広い混合スペクトルから,TiO(7.7σの信頼水準),強く散乱するもや(7.4σ),ナトリウム(3.4σ)の存在が明らかになり,大気中の水の存在(7.9σ)も確認された。Copyright Nature Japan KK 2017

シソーラス用語： *系外惑星 ,  *酸化チタン ,  *惑星大気 ,  大気微量成分 ,  スペクトル ,  光透過 ,  水蒸気
準シソーラス用語： 透過スペクトル ,  *ホットジュピター

分類 (1件)： 惑星  (DB04020E)

タイトルに関連する用語 (3件)： ホットジュピター ,  大気中 ,  酸化チタン