抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では長時間の一人称視点映像の効率的な早回し再生を目的として,ユーザが選択可能な手がかり(以下:キュー)の自動生成手法を提案する。一人称視点映像はウェアラブルカメラにより撮影される映像のことであり,両手が空いた状態で少ない負担で撮影可能であるため,今後記録を残す手段として普及していくことが予想される。しかしながら,常時撮影される一人称視点映像では長時間かつ冗長なシーンを多く含むため,その全てを閲覧することは困難である。そこで本研究では,映像を効率よく閲覧するためのキューを,コンピュータビジョン技術により映像から検出された物体名を用いて自動生成する手法を提案する。ユーザは提示されたキューを選択することで,意図したシーンを通常速度で再生して強調しつつ,他のシーンを高速再生することで,映像全体を高速に閲覧することが可能となる。既存手法が採用したキューと,提案手法が生成したキューをそれぞれ搭載した映像再生インタフェースを比較した評価実験の結果から,本研究が生成したキューを用いることで,より効率的に一人称視点映像から特定のシーンを発見可能であることを確認した。(著者抄録)