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J-GLOBAL ID:201702231620045905   整理番号:17A1194819

連星系メインベルト彗星

A binary main-belt comet
著者 (5件):
資料名:
巻: 549  号: 7672  ページ: 357-359  発行年: 2017年09月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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小惑星は始原的な太陽系天体であり,衝突と急速な回転に起因する分裂の両方によって進化する。これらの過程は,いずれも直接的に,場合によっては凍った揮発性物質が表面に現れることによって,連星系小惑星の形成や塵の放出を引き起こす可能性がある。メインベルト彗星と呼ばれる小惑星の一群では,掘り起こされた揮発性物質の昇華によって,過渡的な彗星様の活動が生じる。昇華によってもたらされるトルクは,活動的な彗星の自転速度に測定可能な影響を及ぼし,双葉状の彗星核の分離につながる可能性がある。キロメートルサイズのメインベルト小惑星288P(300163)は,少なくとも1つの構成要素が16時間の周期でゆっくりと回転しつつ,2011年の近日点付近に数か月間活動しており,これは水氷の昇華によって持続し,急速な自転によって維持されたと推測される。天体288Pは,750万年前の破壊的な衝突を通じて直径約10kmの前駆天体から形成された,少なくとも11個の小惑星からなる若い種族に属している。本論文では,288Pが連星系メインベルト彗星であることを報告する。この天体は,分離距離が大きく,ほぼ等しい大きさの構成要素からなり,大きな離心率と,彗星に似た活動を有するという点で,既知の小惑星連星と異なっている。観測結果も,昇華が288Pの活動の駆動力であることを強く裏付けており,昇華のトルクが連星軌道の進化に重要な役割を果たしている可能性を示している。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (1件):
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惑星 
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