文献

J-GLOBAL ID：201702231711475359   整理番号：17A1301333

塑性加工技術 伸線加工の潤滑技術

著者 (1件)： 中野元裕 (神鋼鋼線工業 技術開発本部)
資料名： 月刊トライボロジー  (トライボロジー)
巻： 31(10)  号： 362  ページ： 38-41  発行年： 2017年10月10日 
JST資料番号： L0218A  ISSN： 0914-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 広く使用されている炭素鋼とステンレス鋼について,ダイス伸線加工時の潤滑技術を主体に記述し,ばね加工用の潤滑技術についても述べた。炭素鋼の場合にはパテンティングや軟化・球状化焼鈍,ステンレス鋼の場合は光輝焼鈍と呼ばれる熱処理などが行われる。この熱処理の後に,表面酸化皮膜除去のために酸洗が施され,炭素鋼や合金鋼の場合には硫酸もしくは塩酸が使用される。伸線加工時の潤滑剤キャリア,すなわち,伸線加工ダイスへの潤滑剤引き込み向上のために,脱スケール後の線表面に皮膜を形成させる。伸線加工時の潤滑剤は,潤滑剤キャリア皮膜とダイスと呼ばれる工具のくさび効果で引き込まれた潤滑剤により確保される。

シソーラス用語： *塑性加工 ,  *線引 ,  潤滑剤 ,  潤滑 ,  引抜ダイス ,  炭素鋼 ,  ステンレス鋼 ,  皮膜
準シソーラス用語： *伸線加工

分類 (3件)： 塑性加工一般  (WC04010P) ,  潤滑法  (QB02020D) ,  引抜  (WC04030L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 塑性加工 ,  伸線加工 ,  潤滑