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J-GLOBAL ID：201702231788274244   整理番号：17A0585250

「腐食防食講座-高温腐食の基礎と対策技術-」第3報:廃棄物発電ボイラにおける高温腐食と対策

Lecture on Fundamental Aspects of High Temperature Corrosion and Corrosion Protection Part 3: High Temperature Corrosion and Corrosion Protection of the Boilers in Waste to Energy Plants

著者 (2件)： 野口学 (荏原環境プラント) ,  八鍬浩 (荏原製作所)
資料名： エバラ時報  (Ebara Engineering Review)
号： 253  ページ： 23-33  発行年： 2017年04月20日 
JST資料番号： F0034A  ISSN： 0385-3004  CODEN： EHJIA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 焼却炉の特徴として,燃料として用いられる廃棄物中に高濃度で塩素が含まれることが挙げられる。この塩素がアルカリ金属などと反応することによって塩化物を形成し,ボイラ伝熱管などに付着灰として析出する。付着灰が溶融することによって,腐食環境は著しく悪化する。また付着灰を除去するために用いるスートブローは,腐食スケールの破壊を促進し,伝熱管の減肉を加速させる。灰の付着挙動は温度に依存し,排ガス高温部には塩化物が濃縮し腐食環境の悪化を招くため,伝熱管の腐食を抑制するためには付着挙動を把握し腐食環境が適切になる設計を行うことが求められる。この付着灰の影響を中心にした減肉挙動を説明し,実機での減肉事例及び防食対策について解説した。(著者抄録)

シソーラス用語： *高温腐食 ,  発電 ,  *焼却炉 ,  塩素 ,  アルカリ金属 ,  塩化物 ,  *伝熱管 ,  過熱器 ,  重金属 ,  腐食速度
準シソーラス用語： 廃棄物燃焼ボイラ ,  廃棄物焼却炉 ,  付着灰

分類 (3件)： ごみ処理  (SC05030O) ,  ボイラ  (PB01020V) ,  腐食  (WB03030B)

引用文献 (22件)：

• 秋葉直人,井口哲治:北海道岩見沢市向けストーカ式焼却施設「いわみざわ環境クリーンプラザ」の建設・納入,エバラ時報,249,p.14(2015).
• 中森正治 監修:ボイラ燃焼ガスによる高温腐食事例とその対策,テクノシステム,p.33(2012).
• 野口学,長洋光,高東智佳子,J.T. Bauer, M.C. Galetz and M. Schütze:耐熱金属材料第123委員会研究報告,54[2],p231(2013).
• 折田寛彦,川原雄三,吉良雅治:高効率廃棄物発電プラントの現状と技術的課題,圧力技術,34[2],p.36(1996).
• 吉葉正行:先進型廃棄物発電プラント環境における耐熱合金システムの複合型高温腐食損傷と対策,まてりあ,38[3],p.203(1999).

タイトルに関連する用語 (6件)： 腐食防食 ,  高温腐食 ,  基礎 ,  対策 ,  廃棄物発電 ,  ボイラ