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J-GLOBAL ID：201702231848801274   整理番号：17A1118518

新始生代微生物マットにおける硫黄の循環【Powered by NICT】

Sulphur cycling in a Neoarchaean microbial mat

著者 (3件)： Meyer N. R. (School of Earth and Environmental Sciences, University of St Andrews, St Andrews, UK) ,  Zerkle A. L. (School of Earth and Environmental Sciences, University of St Andrews, St Andrews, UK) ,  Fike D. A. (Department of Earth and Planetary Sciences, Washington University, St. Louis, MO, USA)
資料名： Geobiology  (Geobiology)
巻： 15  号： 3  ページ： 353-365  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2582A  ISSN： 1472-4677  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複数の硫黄(S)同位体比は深い時間を通じたSの生物地球化学的循環の複雑さを理解するための強力な指標である。<~2.4Ga岩石中の硫黄の質量非依存性分別(S MIF)信号の消失は大気酸素レベルの劇的な上昇をこれまで使用されてきた。しかし,大酸化事変前Sサイクルの複雑さは十分に理解されていない。例えば,同時代の大気由来の硫黄化学種の同位体組成はまだ議論されている。さらに,始生界黄鉄鉱δ~34S値の変化は広く微生物硫酸塩還元(MSR)に起因していた。始生代初期続成黄鉄鉱形成のための岩石学的証拠が一般的であるが,MSRの存在と分布のための組織的な証拠は謎のままである。を二次イオン質量分析(SIMS)を用いて詳細な岩石学的およびin situ高分解能多重同位体研究(δ~34SとΔ~33s)を組み合わせた ,2.65Ga Lokammona形成,Ghaap Group,南アフリカからの頁岩中の例外的によく保存され,黄鉄鉱化マイクロバイアライトのS同位体特徴を説明した。この新始生代微生物マットにおけるMSRの存在は,波状縮小ラミナを含む典型的な生体組織,およびδ~34SとΔ~33= 0.21±0.65‰(±1σ)で<26‰μmスケール変動を含む初期続成黄鉄鉱によって支持された。δ~34S値のこのような大きな変化は,MSRの高レート時の限られた硫酸塩プールのRayleigh蒸留を示唆した。さらに,石化作用後に沈殿し,δ~34S= 8.36±1.16‰とΔ~33=5.54±1.53‰(±1σ)二,形態学的に異なる黄鉄鉱相を同定した。はこの二次黄鉄鉱のS-MIFの特徴は堆積時の同時代の大気過程を反映しないことを提案した。代わりに,遺伝性大気S-MIFシグナルを含む後期硫黄を含む流体の流入および/または熱化学硫酸還元反応にともなう磁気同位体効果から形成した。これらの洞察は,地質学的記録における多世代黄鉄鉱形成経路を解決するための岩石学及びSIMS研究の相補的性質を強調した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 南アフリカ共和国 ,  同位体存在比 ,  岩石学 ,  酸化 ,  *始生代 ,  *微生物 ,  高分解能 ,  化学種 ,  モルフォロジー ,  同位体 ,  硫酸塩 ,  黄鉄鉱 ,  *硫黄 ,  続成作用 ,  酸素

分類 (1件)： 質量分析  (CC03013N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 始生代 ,  微生物マット ,  硫黄 ,  循環