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J-GLOBAL ID:201702231922234871   整理番号:17A1962365

(Piedmont盆地,イタリア)蒸発岩の非存在下におけるメッシニアン塩分危機の開始点を横切る古環境変化の古細菌バイオマーカー記録【Powered by NICT】

An archaeal biomarker record of paleoenvironmental change across the onset of the Messinian salinity crisis in the absence of evaporites (Piedmont Basin, Italy)
著者 (8件):
資料名:
巻: 113  ページ: 242-253  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0862B  ISSN: 0146-6380  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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極端な古環境条件に垂直な海洋からの急激な変化は,中新世後期メッシナ期塩分危機の開始,地球史における最も深刻な生態学的危機の一つで地中海海盆における約6Ma前に生じた。強い蒸発とテクトニクスは超塩水状態へと導き,蒸発岩の広範な堆積と海洋後生動物生物圏の見かけの消滅をもたらした。地中海の他の蒸発残留岩の顕著な発生とは対照的に,蒸発岩は危機の開始でのいくつかの縁海盆のより深い部分で形成しなかった。ここで研究したPollenzo断面(Piedmont盆地,北西イタリア)の層は,このような古地理環境で堆積した。蒸発岩の代わりに,サイクリック遷移有機物に富む頁岩と炭酸塩のは,研究地域における危機の初期相中に形成された。これらの堆積物は大部分がイソプレノイドジアルキルグリセロールジエーテル(DGDs)およびイソプレノイドグリセロールジアルキルグリセロールテトラエーテル(GDGTs)で表される古細菌分子化石の含量の急激な増加を記録している。古細菌バイオマスのそのような膨張はメッシナ期塩分危機の開始における古細菌群集の変化により最も良く説明できる。特に,ほとんどDGDs(アーキオールと拡張アーキオール)を産生する好極限性古細菌の分子化石の出現は,好塩性古細菌の出現を示唆した。同時に,特にcrenarchaeol,浮遊性タウムアーキオータの脂質である全断面を横切って存在し,正常な海洋条件の局地的な存続性を示唆した。断面の上部におけるテトラヒマノールの突然の出現と一致して,クレンアーキオールの持続性は,メッシナ期塩分危機の出現後の水カラム成層の確立を示した。Piedmont盆地古環境条件をさらに調べるために,著者らは不飽和アーキオールカルダルカエオールエコメトリック(ACE),水における高paleosalinitiesを同定するための,堆積物で開発された指標を試験した。メッシナ期塩分危機試料に対して見出された高ACE値にもかかわらず,これらの値は他のバイオマーカーに依存しない情報を用いた高塩分に対しても岩石学的証拠がないことと対照的である,低正常海水塩分を示唆した。この明らかな矛盾は,古細菌脂質の源,特にカルダルカエオールとアーキオールの複雑性で説明される可能性がある,メッシナ期の地層に関してpaleosalinitiesの再構成のためのACEの有用性を制限している。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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有機地球化学 

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