抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道における海面養殖は既存の漁業・養殖業との競合を避け,海域特性を技術で克服できる渡島津軽海峡から日本海にしか可能性は存在しない。内水面において水温の問題がクリアできれば相対的な優位性が生ずる。北海道のご当地サーモンは(株)大雪漁業の「銀河サーモン」(大型ニジマス)である。同社は1971年に設立された大雪漁業生産組合を前身とし,主にニジマス,ヤマベ,オショロコマ,イトウの養殖と外販と釣り堀経営を行っている。株式会社化した理由は,加工品販売から小売りまで経営の多角化,高付加価値化を行うためで,その販売の要となっているのが「銀河サーモン」である。「銀河サーモン」は地元の層雲峡を流れる「銀河・流星の滝」に由来し2017年から「大雪山の雪解け水で3年半かけて1kg以上まで薬剤を使用せずに肥育した刺身用大型ニジマス」としてその定義が厳格化された。3年半後は60t規模の成魚出荷を見込んでいる。