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J-GLOBAL ID：201702232076639349   整理番号：17A0044194

高性能パッシブ換気住宅における木質バイオマスを用いたコミュニティ暖房システムの検討

A STUDY ON COMMUNITY HEATING SYSTEM USING WOODY BIOMAS FOR HIGH PERFORMANCE PASSIVE VENTILATION HOUSES

著者 (4件)： 松尾悠佑 (日本設計) ,  菊田弘輝 (北大 大学院工学研究院) ,  斉藤雅也 (札幌市大 デザイン) ,  羽山広文 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 731  ページ： 67-76  発行年： 2017年01月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 数十件の世帯がコンパクトな熱源を共有して暖房を行うシステムにおいて,高性能パッシブ換気住宅を含む住宅群を対象として木質バイオマスを導入した際のシステム効率に与える影響を明らかにする。検討の結果,今回作成した地域の熱需要では需要家件数の増加による平準化率の向上によるスケールメリットがあまり見られず,住宅以外の日中に熱需要の大きな学校施設や高齢者施設などを組み込むことが有効と考えられた。また,システムに投入されるエクセルギーはコミュニティ暖房が個別暖房を上回る一方,化石燃料の投入量はコミュニティ暖房が個別暖房を下回り,地域のエネルギー自給や化石燃料使用量の削減という観点から有効なシステムと考えられることを述べた。

シソーラス用語： *地域暖房 ,  *自然換気 ,  *住宅暖房 ,  熱源 ,  *木質バイオマス ,  エネルギー効率 ,  レベリング ,  エネルギー需要 ,  管理システム ,  化石燃料 ,  エネルギー供給 ,  パッシブ換気
準シソーラス用語： エネルギー自給 ,  システム効率 ,  平準化

分類 (2件)： 暖房  (PC02020F) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (18件)：

• 1) 北海道立北方建築総合研究所:パッシブ換気システム設計・施工マニュアル,財団法人北海道建築指導センター,1999.3
• 2) 松尾悠佑,菊田弘輝,斉藤雅也,羽山広文:パッシブ換気住宅における薪ストーブを用いた全室暖房時のエクセルギー評価,日本建築学会環境系論文集,No. 719,pp. 73-82,2016.1
• 3) 斉藤雅也,中原宏,菊田弘輝:札幌市の全住宅の熱需要MAP作成と札幌市南区真駒内での「次世代コミュニティ暖房」の検討,2014.3
• 4) 三浦秀一:第1回「欧州の再生可能エネルギーとバイオマス」,一般社団法人日本熱供給事業協会協会誌,vol. 80,pp. 12-15
• 5) 三浦秀一:第2回「地域熱供給事業における森林バイオマス利用とオーストリアの取り組み」,一般社団法人日本熱供給事業協会協会誌,vol. 81,pp. 12-15

タイトルに関連する用語 (6件)： 高性能 ,  パッシブ換気 ,  住宅 ,  木質バイオマス ,  コミュニティ ,  暖房システム