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J-GLOBAL ID:201702232108031497   整理番号:17A2003683

蛍光とタンデム質量分析検出を用いた高速液体クロマトグラフィーによるマウス脳における内因性H_2SとH_2S_nの解析【Powered by NICT】

Analysis of endogenous H2S and H2Sn in mouse brain by high-performance liquid chromatography with fluorescence and tandem mass spectrometric detection
著者 (6件):
資料名:
巻: 113  ページ: 355-362  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0414C  ISSN: 0891-5849  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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以前の研究では,水素多硫化物(H_2S_n)を含む,結合した硫黄種(BSS)は,哺乳類細胞における各種生理機能を担っていることを示した。H_2S_n分子はin vitro研究または所定の反応式に基づく硫化水素(H_2S)から誘導された二次代謝産物として考えられてきたが,BSSとそれらの内因性濃度の生理的形態は不明のままである。本研究では,モノブロモビマン(mBB)生物学的試料におけるH_2S,H_2S_2,H_2S_3とシステイン過硫化物の同時定量のための続くHS~-のための高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析を用いて通常の方法を改善することを目的とした。アルカリ条件(pH 9.5)下でH_2SとH_2S_n標準のmBB誘導体化はインキュベーション時間に依存してH_2S_2とH_2S_3レベルの著明な減少とH_2Sレベルの有意な増加を誘導することを示した。逆に,H_2S_2とH_2S_3のmBB付加物の誘導体化は,中性条件(pH 7.0),生理的に関連する下で安定であった。,mBBを用いる方法を再検討し,生理的pH条件下でマウス脳におけるH_2S,H_2S_2,H_2S_3の評価のための改良された方法を適用した。H_2SとH_2S_2の濃度は0.030±0.004μmol/蛋白質gと0.026±0.002μmol/g蛋白質であった。H_2S_3のレベルはこの方法の定量限界以下であったが,H_2S_3はマウス脳で検出された。ここで確立した方法を用いて,著者らは哺乳類の脳組織における内因性H_2S_2とH_2S_3の存在を初めて明らかにした。H_2S_2とH_2S_3は神経細胞における酸化還元バランスの調節を介して抗酸化活性と抗カルボニルストレス効果を発揮する。それ故,著者等の観察は脳におけるBSSの生理的機能に酸化還元の不均衡に関与する神経疾患への新たな洞察を提供した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  その他の汚染原因物質  ,  木材化学 

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