文献
J-GLOBAL ID:201702232156206664   整理番号:17A1109348

心臓の再生:単核二倍体心筋細胞がどのくらい存在するかが,心臓の再生における自然にみられる多様性の基盤となる

Frequency of mononuclear diploid cardiomyocytes underlies natural variation in heart regeneration
著者 (21件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 1346-1353  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
哺乳類成体では,損傷後の心筋細胞再生は最小限であると考えられている。単核二倍体心筋細胞(MNDCM)は,成体の心臓の比較的小さな細胞亜集団であり,観察される再生の程度を説明する可能性があるが,検証はなされていない。本論文では,近交系マウス120系統について調べ,成体の単核心筋細胞の頻度に驚くほど差異があること(7倍以上)を見いだした。冠動脈結紮後の心筋細胞の増殖と心機能回復は,ともに損傷前のMNDCM量と相関した。ゲノムワイド関連研究により,Tnni3kがこの細胞組成の差異に影響を及ぼす1つの遺伝子であることを突き止め,また,Tnni3kノックアウトにより,MNDCM量が上昇して,損傷後の心筋細胞増殖が増強されることが分かった。一方,ゼブラフィッシュにおいてTnni3kを過剰発現させると,心筋細胞の倍数体化が促進され,心臓の再生が損なわれた。我々の結果は,心臓の再生にMNDCMが関係していることを実証するものである。さらに,心臓にもともと備わっている再生はそれほど限定的なものではないこと,また,人によって差異があること,そして,多数の遺伝子の影響を受けて変化する形質であると考えられた。Copyright Nature Japan KK 2017
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学  ,  心臓  ,  細胞分裂・増殖 

前のページに戻る