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J-GLOBAL ID:201702232198326867   整理番号:17A0512029

圧延鋼板に対する中性子回折ラインプロファイル解析における散乱ベクトル方位の影響

Effect of Scattering Vector of Neutron Diffraction for Rolled Steel Sheets on Neutron Diffraction Line-Profile Analysis
著者 (6件):
資料名:
巻: 48  ページ: 338-345  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: Z0547B  ISSN: 0911-7806  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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中性子回折測定における散乱ベクトルと冷間圧延を施された試料の加工方位との関係がラインプロファイル解析に与える影響を調査した。散乱ベクトルが圧延方向に平行の場合,ラインプロファイル解析から求められる転位パラメーターが異常値を示すことが明らかになった。これはポアソン効果の結晶方位依存性により生じた不均一な弾性ひずみに起因すると考えられる。また,板幅方向および圧延方向では残留ひずみが大きいため,それら方位の回折に対するラインプロファイル解析は望ましくない。一方,ラインプロファイル解析に最も適した散乱ベクトル方位は,圧延板材の板面法線方向であることが示唆された。板面法線方向では不均一な弾性ひずみと残留ひずみの影響が小さいことによると考えられる。また,二相ステンレス鋼のオーステナイト相,フェライト相の加工硬化への寄与について,転位密度から考察した。加工に伴うオーステナイト相の転位増殖はフェライト相のそれより大きいことが確認された。この結果から,冷間圧延に伴う加工硬化は主にオーステナイト相が担うことが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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中性子回折法  ,  変態組織,加工組織 
引用文献 (8件):
  • G. K. Williamson, W. H. Hall: Acta Metal., 1, 22 (1953).
  • B. E. Warren, B. L. Averbach: J. Appl. Phys., 21, 595 (1950).
  • T. Ungár, I. Dragomir, Á. Révész, A. Borbély: J. Appl. Cryst., 32, 992 (1999).
  • T. Ungár, J. Gubicza, G. Ribárik, A. Borbély: Appl. Cryst., 34, 298 (2001).
  • T. Ungár, A. Borbély: Appl. Phys. Lett., 69, 3173 (1996).
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