抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,リチウムイオン二次電池は電気自動車などに利用され,需要と共にさらなる高性能化と持続可能な材料開発・利用が求められている。ナトリウムはリチウムより地殻中に多く存在しており,ナトリウムイオン二次電池の研究に注目が集まっている。本研究では新たな二次電池用有機電極材料を目指し,側鎖にテレフタル酸二ナトリウム(Na
2TP)を有するポリマーを始めて合成し,ナトリウムイオン二次電池の負極材料として初めて評価した。低分子のテレフタル酸二ナトリウムが0.5V(vs.Na
+/Na)に放電電圧を示したのに対し,ポリマー化したP-1Naにおいては0.4V(vs.Na
+/Na)と約0.1V低くなり,かつサイクル特性が向上したことから有機高分子負極材料と優れた材料であることを見出した。(著者抄録)