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J-GLOBAL ID：201702232297577739   整理番号：17A0748348

in vivo自然時効したヒト皮膚におけるレチノールの抗老化特性の分子的基礎【Powered by NICT】

Molecular basis of retinol anti-ageing properties in naturally aged human skin in vivo

著者 (5件)： Shao Y. (Department of Dermatology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, 48109, Michigan, MI, U.S.A) ,  He T. (Department of Dermatology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, 48109, Michigan, MI, U.S.A) ,  Fisher G. J. (Department of Dermatology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, 48109, Michigan, MI, U.S.A) ,  Voorhees J. J. (Department of Dermatology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, 48109, Michigan, MI, U.S.A) ,  Quan T. (Department of Dermatology, University of Michigan Medical School, Ann Arbor, 48109, Michigan, MI, U.S.A)
資料名： International Journal of Cosmetic Science  (International Journal of Cosmetic Science)
巻： 39  号： 1  ページ： 56-65  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0505B  ISSN： 0142-5463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 【目的】レチノイン酸は高齢者出現した皮膚を改善することが示された。しかし,レチノール(ROL,ビタミンA),レチノイン酸の前駆体の抗老化効果について知られているin vivoでのヒト皮膚のである。本研究では,in vivoでのヒト皮膚の自然におけるROL耐老化特性の分子基礎を研究することを目的とした。【方法】日光を保護したでん部皮膚(76±6歳,12)は7日間0.4%ROLとその賦形剤で局所的に治療した。皮膚表皮と真皮に対する局所ROLの影響を免疫組織化学,in situハイブリダイゼーション,ノーザンブロット解析,リアルタイムRT-PCRおよびウェスタンブロット法で評価した。コラーゲン原線維ナノスケール構造と表面トポロジーを原子間力顕微鏡によって分析した。【結果】局所ROLは,三種類の主要な皮膚細胞の顕著な抗老化作用を示す表皮ケラチノサイト,皮膚内皮細胞および線維芽細胞。局所ROLはc-Jun転写因子のケラチン細胞増殖とアップレギュレーションを刺激することにより表皮厚さを有意に増加させた。表皮変化に加えて,局所ROLは皮膚細胞外マトリックス(ECM)微小環境を有意に改善した;皮膚線維芽細胞を活性化することにより内皮細胞増殖とECM産生(タイプIコラーゲン,フィブロネクチン及びエラスチン)を刺激することによって皮膚血管分布を増加させた。局所ROLもTGF-β/CTGF経路,ECM恒常性の主要な調節因子を刺激し,in vivoでの老化したヒト皮膚におけるE CM沈着を濃縮した。0.4%局所ROLはレチノイド副作用の顕著な徴候を引き起こすことなく,ROLの生物学的活性型,局所レチノイン酸で見られるのと同様な結果を達成した。【結論】 0.4%局所ROLはケラチン細胞と内皮細胞の増殖を刺激し,皮膚線維芽細胞を活性化することにより表皮と真皮の恒常性の改善による顕著な抗老化効果を示した。これらのデータは,0.4%局所ROLは自然に老化したヒト皮膚を改善するための有望なかつ安全な治療であるという証拠を提供する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ケラチン細胞 ,  ウェスタンブロット法 ,  内皮細胞 ,  生物活性 ,  *ヒト ,  アップレギュレーション ,  ビタミンA ,  線維芽細胞 ,  真皮 ,  細胞外マトリックス ,  転写因子 ,  免疫組織化学 ,  皮膚線維芽細胞 ,  I型コラーゲン ,  *アンチエイジング医学 ,  バイオアッセイ ,  マトリックス【母体】
準シソーラス用語： コラーゲンI ,  *アンチエイジング , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 細胞外マトリックス ,  レチノイド ,  皮膚の老化 ,  TGF-β ,  vascularity

分類 (2件)： 化粧品  (YG03030S) ,  外皮一般  (EJ11010C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 自然時効 ,  ヒト ,  皮膚 ,  レチノール ,  抗老化 ,  分子 ,  基礎