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J-GLOBAL ID：201702232318793535   整理番号：17A0470542

塩分効果による圧倒されるカキの銅代謝変化【Powered by NICT】

Copper-induced metabolic variation of oysters overwhelmed by salinity effects

著者 (2件)： Cao Chen (Division of Life Science, The Hong Kong University of Science and Technology, Clearwater Bay, Kowloon, Hong Kong) ,  Wang Wen-Xiong (Division of Life Science, The Hong Kong University of Science and Technology, Clearwater Bay, Kowloon, Hong Kong)
資料名： Chemosphere  (Chemosphere)
巻： 174  ページ： 331-341  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0843A  ISSN： 0045-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 河口環境において,Cu(銅)汚染は,塩分の変動と組合された同時にである。本研究では,~1H NMRは両Cuと塩分ストレス下においてCrassostrea hongkongensis河口カキの代謝障害を調べるために適用した。カキを六週間異なる塩分(1015及び25psu)で溶解したCu(50μgL 1~( 1))に曝露し,カキ組織中のCu蓄積は塩分低下の方が高かった。NMRメタボロミクスの結果に基づいて,Cuと塩分により誘導される擾乱は主に浸透圧調節,エネルギー代謝とグリセロリン脂質代謝に関係し,鰓におけるアラニン,クエン酸,グルコース,グリコーゲン,ベタイン,タウリン,ヒポタウリンとホマリンのような重要な代謝バイオマーカーの変化によって示された。低塩分で,カキはより高いエネルギー関連化合物(例えば,グルコースおよびグリコーゲン)とアミノ酸(例えば,アスパラギン酸,ジメチルグリシンおよびリジン)を蓄積し,蛋白質分解から異化酸化可能なアミノ酸のATP/ADP産生と蓄積の増強。Cu曝露により,ジメチルグリシンへのグリシンからの合成は重篤な浸透圧ストレスに対処する,リジンおよびホマリンの上昇と共に観察された。Cuによって誘起された効果は,塩分処理に類似していたが,Cuと塩分の組合せは特異塩分効果と一致することが判明した。したがって,Cu曝露と組み合わせた場合,塩分はカキの代謝産物への影響に重要な役割を果たした。本研究は,河口の生物におけるCu毒性を予測するために塩分を考慮すべきであることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： タンパク質分解 ,  バイオマーカー ,  *銅 ,  異化 ,  アミノ酸 ,  *塩分 ,  代謝産物 ,  グリコーゲン ,  メタボロミクス ,  塩分ストレス ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  スルホン酸 ,  ヘキソース ,  アルドース

著者キーワード (6件)： 塩分 ,  銅 ,  カキ ,  Crassostrea hongkongensis ,  浸透圧調節 ,  エネルギー代謝

分類 (3件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  バイオアッセイ  (EA03060N)

物質索引 (5件)： リジン ,  グリシン ,  タウリン ,  グルコース ,  アラニン

タイトルに関連する用語 (3件)： 塩分 ,  カキ ,  銅代謝