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J-GLOBAL ID：201702232388863319   整理番号：17A1407271

咀嚼,海馬,およびHPA軸の間の関係:包括的レビュー

Association between Mastication, the Hippocampus, and the HPA Axis: A Comprehensive Review

著者 (4件)： AZUMA Kagaku (Univ. Occupational and Environmental Health, Fukuoka, JPN) ,  ZHOU Qian (Univ. Occupational and Environmental Health, Fukuoka, JPN) ,  NIWA Masami (JA Gifu Welfare Federation Ibi Welfare Hospital, Gifu, JPN) ,  KUBO Kin-ya (Nagoya Women’s Univ., Aichi, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 8  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 咀嚼は,歯の助けにより食物摂取と栄養素消化に主に関与する。咀嚼は,海馬依存性認知を含む一般的な健康を維持および促進するためにも重要である。動物およびヒトの両方の研究は,視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸の最終生成物であるグルココルチコイド(GC)を介して,咀嚼が海馬機能に影響すること示す。疫学的研究は,慢性ストレス源として機能する歯の喪失や歯周病に起因する高齢者の咀嚼機能障害がHPA軸を活性化し,GCの循環の増加をもたらし,認識機能障害,心臓血管疾患や骨粗しょう症などの様々な物理的および精神的疾患を最終的に誘発することを示唆する。最近の研究は,咀嚼刺激またはストレスの多い状況における咀嚼が,海馬内のGCおよびGC受容体を介したHPA軸の活動亢進を抑制し,慢性ストレスの誘発による海馬依存性認知障害を改善することを実証した。ここでは,咀嚼,海馬,およびHPA軸活動の間の関係に関する現在の研究の包括的概要を提供する。咀嚼,海馬機能,およびHPA軸活動の間の相互作用に関与する,いくつかの可能性のある分子メカニズムについても論じる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *咀嚼 ,  *海馬 ,  *視床下部 ,  *脳下垂体 ,  *副腎 ,  グルココルチコイド ,  ストレス ,  機能 ,  口腔疾患
準シソーラス用語： *視床下部-下垂体-副腎系 ,  慢性ストレス ,  咀嚼機能 ,  咀嚼障害

分類 (2件)： 口腔,食道  (EJ06020R) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 咀嚼 ,  海馬 ,  HPA軸 ,  レビュー