抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自動車のEV(電気自動車)化により,世界でリチウムがどのくらい必要かを試算した。現在の保有台数(10億台)と車種を維持した場合,16.4Mtが必要であり,また2030年に見込まれるリチウムイオン電池の軽量化を仮定すると6.8Mtとなった。なお2030年には自動車保有台数は20億台と予測され,その場合はこの2倍となる。リチウムの埋蔵量は15Mt程度と見られており,自動車以外のリチウムイオン電池の需要を考えると,究極埋蔵量の半分を超える。今後リチウム価格が高騰する懸念があり,EV化のもたらす功罪について良く議論する必要がある。