抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Hondaは米国ユタ州ソルトレイクシティのボンネビルソルトフラッツで2016年8月に開催されたBonneville Speed Weekと同年9月に開催されたMike Cook’s Bonneville Shootoutに,日本独自カテゴリの軽自動車の排気量658cm
3エンジンを搭載した専用車両で参戦した。参加カテゴリで最高速となる450km/hを達成することを目標に,限られたエンジン出力で目標速度を達成できる空気抵抗の車体形状と走行安定性を確保するため流体シミュレーションを活用し,レース車両の空力開発をおこなった。プロトタイプとレコードホルダのモデルを参考に目標とする空気抵抗の車体形状を設計した。高速走行時の車両のスピンとめくれ上がりを抑制して走行安定性を向上するため,レース車両には垂直尾翼と水平尾翼を取り付けた。現地で急きょ走行時の視界を向上するための形状変更が必要となったが,確立したプロセスより短期間で車両の安定性を考慮した車体形状の変更をおこなうことができた。その結果,Mike Cook’s Bonneville Shootout国際自動車連盟公認land speed recordのカテゴリA,グループ1,クラス4にて,クラス世界最高速記録となる421km/hを樹立した。(著者抄録)