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J-GLOBAL ID：201702232578578170   整理番号：17A1407447

低レベル廃棄物の模擬環境におけるアルミニウムの腐食挙動

Corrosion behaviour of aluminium under simulated environmental conditions of low-level waste

著者 (4件)： FUJIWARA Kazutoshi (Central Res. Inst. of Electric Power Ind., Yokosuka, JPN) ,  TANI Junichi (Central Res. Inst. of Electric Power Ind., Yokosuka, JPN) ,  HIRONAGA Michihiko (Central Res. Inst. of Electric Power Ind., Abiko, JPN) ,  TANAKA Yukihisa (Central Res. Inst. of Electric Power Ind., Abiko, JPN)
資料名： Corrosion Engineering, Science and Technology  (Corrosion Engineering, Science and Technology)
巻： 52  号： S1  ページ： 162-165  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0684A  ISSN： 1478-422X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 日本ではアルミニウム合金を含む低レベルの放射性廃棄物が発生する。アルミニウムはアルカリセメントと水の両方と反応して水素ガスを発生する。廃棄物処理場の変化する環境条件に対応したアルミニウムの腐食や水素発生挙動を評価する必要がある。1070Pアルミニウムをポルトランドセメント(OPC)ペースト粒子との平衡状態の水(平衡水)に浸漬,放射性廃棄物処理中に起きると思われる乾燥,湿潤状態を模擬した浸漬および乾燥処理を行い,水素ガス発生量から腐食速度を求め,表面の腐食生成物との関係を調査した。乾燥後の試料で最大腐食速度は1.0×10^-4m/y以上であったが,8000時間後には腐食速度は1.0×10^-6m/y以下に低下した。アルミニウム表面には2層構造皮膜が形成され,内層は主に水酸化アルミニウムからなり,外層はCaおよびAlを含む酸化物および水酸化物から構成された。内層及び/又は外層が乾燥すると,水酸化物又はオキシ水酸化物粒子の収縮により亀裂が拡大し,腐食速度は再浸漬の初期段階で増加した。

シソーラス用語： 低レベル廃棄物 ,  シミュレーション ,  *アルミニウム ,  *腐食 ,  アルミニウム合金 ,  水 ,  水素 ,  水素発生反応 ,  *放射性廃棄物処理 ,  ポルトランドセメント ,  セメントペースト ,  平衡状態 ,  浸漬 ,  乾燥 ,  湿潤 ,  腐食速度 ,  腐食生成物 ,  多層構造 ,  水酸化アルミニウム ,  カルシウム化合物 ,  酸化物 ,  収縮 ,  亀裂伝搬
準シソーラス用語： オキシ水酸化物

分類 (2件)： 腐食  (WB03030B) ,  放射性廃棄物  (MB05000Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 低レベル廃棄物 ,  環境 ,  アルミニウム ,  腐食挙動