抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,サービスが提供するAPI呼び出しの価値の物々交換を実現する手法を提案する。多くのWebサービスの提供者(サービス提供者)は,それらが所有するリソース(データ,機能など)をWebAPI(API)として公開している。それらのリソースに価値がある場合,APIを呼び出す権利にも相応の価値を見出すことができる。実際サービス提供者はAPI呼び出しに対して課金し,アプリ開発者(API利用者)はAPIを呼び出す権利を取得するためにサービス提供者に金銭を支払っている。しかし,現状ではAPI呼び出しの価値そのものに互換性が無く,直接の交換はできない。そのため,APIの利用に関して以下のような非効率・無駄が生じていると考えられる。1)API利用者は各サービス提供者が設定した課金制度に従い個別に金銭を支払う必要がある。2)課金制度が定額制である場合,期間内に使いきれなかった権利は他のAPI呼び出しに充当できない3)自分自身でもAPIを公開しているAPI利用者が他のAPIを利用する場合,自身のAPIの呼び出しの権利を提供できるにも関わらず,利用したいAPIの呼び出し権利を取得するためにいったん金銭を支払う必要がある提案手法は,これらの非効率・無駄を減らすために,APIゲートウェイ上で公開される各APIの価値を定量化しAPI呼び出しの権利の物々交換を実現する。(著者抄録)