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J-GLOBAL ID：201702232662662954   整理番号：17A1497846

Escherichia coli乳房炎の乳牛におけるとう痛の可能な徴候としての行動的および病態生理学的応答:予備的研究【Powered by NICT】

Behavioral and patho-physiological response as possible signs of pain in dairy cows during Escherichia coli mastitis: A pilot study

著者 (7件)： de Boyer des Roches Alice (Universite Clermont Auvergne, Institut National de la Recherche Agronomique (INRA), VetAgro Sup, UMR Herbivores, F-63122 Saint-Genes-Champanelle, France) ,  Faure Marion (Universite Clermont Auvergne, Institut National de la Recherche Agronomique (INRA), VetAgro Sup, UMR Herbivores, F-63122 Saint-Genes-Champanelle, France) ,  Lussert Alexandra (Universite de Toulouse, Ecole Nationale Veterinaire de Toulouse (ENVT), INRA, Interactions Hotes-Agents Pathogenes (IHAP), F-31076 Toulouse, France) ,  Herry Vincent (Universite de Toulouse, Ecole Nationale Veterinaire de Toulouse (ENVT), INRA, Interactions Hotes-Agents Pathogenes (IHAP), F-31076 Toulouse, France) ,  Rainard Pascal (Infectiologie et Sante Publique (ISP), INRA, Universite de Tours, UMR1282, F-37380 Nouzilly, France) ,  Durand Denys (Universite Clermont Auvergne, Institut National de la Recherche Agronomique (INRA), VetAgro Sup, UMR Herbivores, F-63122 Saint-Genes-Champanelle, France) ,  Foucras Gilles (Universite de Toulouse, Ecole Nationale Veterinaire de Toulouse (ENVT), INRA, Interactions Hotes-Agents Pathogenes (IHAP), F-31076 Toulouse, France)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 100  号： 10  ページ： 8385-8397  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ウシ乳房炎は,酪農産業で最も一般的な疾患の1つであり,それは主要な福祉問題である。乳房炎時の疼痛は,一般に挙動を通して評価したが指標の組合せは,痛みを検出し,その強度を評価する機会を増加させるであろう。本研究の目的は,大腸菌による実験的な乳房内挑戦(乳房炎)後の乳牛が経験したとう痛の可能な徴候としての行動と生理学的応答を評価することであった。六頭のホルスタイン牛は,1人の健康な分房にE.coli P4の接種を受けた。疾患の進化は細菌学的成長および体細胞数(SCC)を用いて評価した。挑戦への応答は,直接行動と臨床所見,データロガー,第一胃温度センサ,炎症,ストレス,および酸化状態の指標によりモニターした。記録されたすべてのデータから,乳房炎相の識別に最も寄与する変数は,因子判別分析により得られた。すべての指標のベースラインレベルはチャレンジ前の値と一致した。特に,概日リズム効果を除去への挑戦前日の同じ時間での観測に基づいて横臥行動に関連するデータになる。性能のよい因子判別分析により識別された3相を同定した。九指標は,疾患の相に従って変化した:牛の態度その周辺,尾部位置,臨床症状,耳位置,姿勢変化の変動,ハプトグロビンおよび血清アミロイドA(SAA)の濃度,コルチゾール血中濃度,およびルーメン温度(体温の代理として)に向けて。第1相(4~8時間後)では,E.coliは牛乳中の指数関数的に増殖したがベースラインレベルのままであった炎症指標。乳牛はその周囲への少ない注意した(中央値スコア,0.63),姿勢変化(準位/立位)はあまり見られなかったが(ベースラインから0.75倍)。第2相(12~24h後)では,細菌濃度は約12hでピークに達し,その後急激なSCC増加に付随して減少し始めた。乳牛はその周辺(スコア,0.54)に対してより少ない注意した,高血漿コルチゾール(31.3 ng/mL)及びSAA(100.3 μg/mL)濃度を持ち,第一胃温度は増加した(40.3°C)。第3相(32~80h後)では,細菌濃度は高いSCCレベルに伴って減少した。乳牛は高レベルのハプトグロビン(0.57 mg/mL)及びSAA(269 μg/mL)を有していたが,行動変化を示さなかった。乳牛は,E.coli乳房接種後の行動,炎症,ストレスパラメータの変化を示した。著者らの結果は,牛が前臨床段階(フェーズ1)における不快感と急性期(第2相)の痛みが寛解期(第3相)においても不快感や痛みを経験したかもしれないことを示唆した。著者らの知見を確認するために必要であるより大規模な無作為化研究が,この知識は,E.coli乳房炎の早期検出のための乳牛の乳房炎における鎮痛治療の開始に関する意思決定に有用である。これは動物福祉と潜在的に速く疾患寛解を改善するであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *乳牛 ,  ハプトグロビン ,  ウシ乳房炎 ,  *疼痛 ,  判別分析 ,  治療法 ,  酪農 ,  *大腸菌 ,  ホルスタイン ,  *病態生理 ,  *乳腺炎 ,  牛乳 ,  血中濃度 ,  *乳房 ,  ステロイド ,  グルココルチコイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール

著者キーワード (5件)： キーワード乳牛 ,  乳房炎 ,  痛 ,  マルチパラメータ解析 ,  Escherichia coli

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

物質索引 (1件)： コルチゾール

タイトルに関連する用語 (9件)： Escherichia ,  乳房炎 ,  乳牛 ,  とう痛 ,  徴候 ,  行動 ,  病態生理学 ,  応答 ,  予備的研究