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J-GLOBAL ID：201702232670896811   整理番号：17A0570157

植物防疫基礎講座:植物病原菌の薬剤感受性検定マニュアル 2016(17)ジカルボキシイミド系薬剤耐性オウトウ灰星病菌(Monilinia fructicola)

著者 (1件)： 栢森美如 (道総研 十勝農試)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 71  号： 5  ページ： 331-336,293(2)  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジカルボキシイミド系薬剤耐性オウトウ灰星病菌の感受性検定法を紹介する。オウトウ灰星病菌は3種あり,Monilinia fructicolaで耐性菌の報告があり,他の2種(M.fructigena,M.laxa)は分離頻度が低く詳細な調査は行われていない。検定用の菌は罹病果実表面に形成された分生子から常法により単胞子分離する。菌種の同定は(1)PDA培地上の性状,(2)リンゴ果実への接種,(3)遺伝子診断により行う。それぞれについて解説する。感受性検定は寒天希釈平板法により50%生育阻害濃度(EC₅₀)を求め,EC₅₀が1.0mg/L以上の菌を耐性菌とする。検定にはプロシミドンを用いると判定しやすい。防除効果低下の確認にはジカルボキシイミド系薬剤を散布したオウトウ果実を用いて生物検定を行う。その方法を解説する。

シソーラス用語： 桜桃 ,  *植物病害 ,  薬剤感受性 ,  耐性菌 ,  検定 ,  濃度 ,  バイオアッセイ ,  *窒素複素環系殺菌剤 ,  Sclerotinia ,  植物病原菌 ,  *感受性試験
準シソーラス用語： EC50 ,  Monilinia fructicola ,  *ジカルボキシイミド系薬剤 ,  *灰星病 ,  生物検定

分類 (2件)： 菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  微生物に対する農薬  (FB06040Q)

引用文献 (8件)：

• CÔTÉ, M. J. et al. (2004) : Plant Dis. 88 : 1219~1225.
• ELMER, P. A. G. and R. E. GAUNT (1994) : Plant Pathol. 43 : 130~137.
• HARADA, Y. et al. (2004) : J. Gen Plant Pathol. 70 : 297~307.
• 栢森美如ら(2014):北日本病虫研報 65:98~100.
• 木曽 皓・山田正和(1998):植物防疫 52:28~33.

タイトルに関連する用語 (12件)： 植物 ,  防疫 ,  基礎 ,  植物病原菌 ,  薬剤感受性 ,  検定 ,  マニュアル ,  薬剤耐性 ,  オウトウ ,  灰星病 ,  菌 ,  Monilinia