抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,我が国では高齢化とともに総人口が減少する傾向が続いている。人口減少によって不足する労働力を補おうと我が国においても移民の受け入れの是非が議論され始めている。特に東北地方においては今後,深刻な労働力不足に陥る可能性があり,移民の受け入れの是非を議論することは東北の福祉を考える上でも重要なことである。本論文では諸外国の経験をもとに移民を受け入れる際の枠組みを考察し,現時点における移民受け入れの課題を検討することを目的としている。本論文では移民を受け入れる5つの枠組みの考察を行った。だが,いずれの枠組みでもそれぞれ長所,短所があり移民を受け入れる枠組みとしては最適なものではない。結論として,ただ単に目先の労働力として移民を受け入れたら,多くの人の人生に多大なる悪影響を及ぼす可能性がある。現時点では移民受け入れに関する議論は深まっているとは言えず,今後とも更なる議論が必要であると結んでいる。(著者抄録)