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J-GLOBAL ID:201702232676891109   整理番号:17A1497289

ロフルミラスト治療はベンゾ(a)ピレン誘発マウス肺癌モデルにおける肺発癌を阻害する【Powered by NICT】

Roflumilast treatment inhibits lung carcinogenesis in benzo(a)pyrene-induced murine lung cancer model
著者 (7件):
資料名:
巻: 812  ページ: 189-195  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0841A  ISSN: 0014-2999  CODEN: EJPHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ホスホジエステラーゼ-4(PDE4)の強力で選択的な阻害剤であるロフルミラストはCOPDの治療に使用されている。PDE4阻害剤は,B(a)P誘発肺腫瘍における慢性気道炎症,酸化ストレスおよび間充織マーカーの阻害と関連している。本研究の目的は,ロフルミラスト単独または吸入ブデソニドに添加はマウスにおける発癌物質B(a)Pにより誘発される肺発癌に及ぼす用量依存的阻害を持つかどうかを評価することであった。雌A/Jマウスにベンゾ(a)ピレンの単回投与を行った。強制経口投与およびエーロゾル化ブデソニド(2.25mg/ml)によるロフルミラスト(1mg/kgまたは5mg/kg)の投与は,2週間後の発癌物質治療開始し,26週間継続した。腫瘍負荷率は各群では全腫瘍容積を平均化することにより決定した。ベンゾ(a)ピレンは,マウスあたり9.38±1.75の平均腫瘍サイズを誘導し,19.53±3.81mm~3の平均腫瘍負荷であった。ロフルミラスト5mg/kg処理は,B(a)P群と比較してマウス当たり腫瘍負荷(P<0.05)を減少させた。ロフルミラスト5mg/kg処理は有意に隣接した肺組織(P<0.05)を有する腫瘍におけるcAMPのレベルを増加させた。PDE4D遺伝子の発現レベルは,ロフルミラスト5mg/kg処理で減少し,有意に(P<0.05)であった。B(a)P曝露群と比較して,HIF-1αおよびVEGFAの発現レベルは,ロフルミラスト5mg/kg処理(P<0.05)により抑制された。高用量ロフルミラストは,B(a)P誘発マウス肺癌モデルにおける肺発癌を減衰させることができる。ロフルミラストの化学的予防効果は増加したcAMPで仲介される炎症性プロセスの阻害と腫瘍組織における血管新生のマーカーと関連する可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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たんでき性鎮痛薬・麻薬の基礎研究  ,  血管作用薬・降圧薬の基礎研究  ,  中毒一般 

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