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J-GLOBAL ID：201702232768716526   整理番号：17A0466423

屋久島におけるエコツーリズム-観光産業関係者の認識-

Ecotourism in Yakushima: Perception of the People Involved in Tourism Business

著者 (2件)： ADEWUMI Ifeoluwa Bolanle (Hiroshima Univ., JPN) ,  FUNCK Carolin (Hiroshima Univ., JPN)
資料名： 地理科学  (Geographical Sciences)
巻： 71  号： 4  ページ： 185-205  発行年： 2017年02月28日 
JST資料番号： L2586A  ISSN： 0286-4886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界遺産登録とエコツーリズム観光地としての定着は屋久島に観光者だけでなく,観光産業で働く移住者も引きつけた。本論文は観光産業の関係者がエコツーリズムをどのように認識し,また,出身地,居住歴,事業所の立地場所,事業所の種類と開業年がその認識にどのように影響するか分析している。そのため,観光産業関係者のアンケート調査を行った(回答者97人)。回答者の約半分は屋久島外の出身であったが,この割合が屋久島が世界遺産に登録された2003年以降に開業した事業者では高く,また,土地や建物の所有を前提とする宿泊業ではやや低かった。回答者は経済的な効果やコミュニティにもたらす影響に基づいて,エコツーリズムを高く評価している。一方,資源の過剰利用,ゴミ問題や登山道の破壊がエコツーリズムの課題としてあげられた。エコツーリズムの影響に対する認識は出身地,事業所の種類と開業年により異なっているが,立地場所と居住歴は影響していないことが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： 島 ,  遺跡 ,  *産業 ,  *観光 ,  社会 ,  認識 ,  利用 ,  コミュニティ ,  分析 ,  アンケート ,  ごみ ,  道路 ,  鹿児島県
準シソーラス用語： *エコツーリズム ,  影響分析 ,  *屋久島 ,  *観光産業 ,  資源利用 ,  世界遺産 ,  登山道 ,  認知

分類 (1件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (69件)：

• Andereck, K. L., Valentine, K. M., Knopf, R. C. and Vogt, C. A. (2005): Residents' perceptions of community tourism impacts. Annals of Tourism Research, 32-4, 512-521.
• Andereck, K. and Vogt, C. (2000): The relationship between residents' attitudes toward tourism and tourism development options. Journal of Travel Research, 39, 27-36.
• Andriotis, K. (2003): Tourism in Crete: A form of modernization. Current Issues in Tourism, 6-1, 23-53.
• Andriotis, K. (2004): Problems of island tourism development: The Greek insular regions. Bramwell B. (ed.): Coastal mass tourism: Diversification and sustainable development in Southern Europe. Channel View Publications, 114-132.
• Andriotis, K. (2005): Community groups' perceptions of and preferences to tourism development: Evidence from Crete. Journal of Hospitality and Tourism Research, 29-1, 67-90.

タイトルに関連する用語 (3件)： 屋久島 ,  エコツーリズム ,  観光産業