文献
J-GLOBAL ID:201702232964052194   整理番号:17A1500487

化合物特異的硫黄同位体分析を用いた硫黄に富む根源岩の熱熟成過程の研究【Powered by NICT】

Study of thermal maturation processes of sulfur-rich source rock using compound specific sulfur isotope analysis
著者 (8件):
資料名:
巻: 112  ページ: 59-74  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0862B  ISSN: 0146-6380  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
半開放熱分解実験は,熱的に未成熟,有機と硫黄に富む根源岩(Ghareb累層,イスラエル)で実施した。特定有機硫黄化合物の構造と硫黄同位体比(~34S/~32S)変化は熱熟成と石油生成中のバルク硫黄相(H_2S,ケロジェン,油)と共に研究した。石油,天然ガス,岩石試料は成熟経路に沿った幾つかの点で連続的に採取し,分析した。さらに,イスラエルからの四個の天然原油を分析し,結果は熱分解油と比較した。結果は非加熱岩と最初の熱分解油のビチューメン中の有機硫黄化合物(OSC)の比較的大きなδ~34S変動(~10‰)を示した。この変動性は,初期続成過程における有機物の硫化で得られた元の硫黄同位体署名の残留が大きいと考えられた。熱成熟の後期段階では,ケロジェン中の硫黄同位体値の変動は徐々に~2‰に減少した。ケロジェンと生成油中のOSCの構造変化と同位体分別を説明するために示唆された三つの機構:(A)小分別大量H_2Sの放出とケロジェン中の前駆体の環化につながる弱いS-SとC-S結合の開裂。このように,この機構により放出されたOSCは,それらの異なるδ~34S値を保持していた。(B)ケロジェン(あるいはビチューメン)マトリックス内の新しいOSCsの炭化水素発生と放出されたS種のRe反応。より強いCC結合の(C)開裂とOSCの形質転換は,複数の硫黄供給源から,より安定な化合物(例えば,ジベンゾチオフェン)を作成した。機構(B)と(C)はバルクケロジェンのそれを反映する異なるOSCのδ~34S値を均質化した。バルク有機硫黄相(ビチューメン,油,ケロジェン)は大きな量は連続的に放出された(「開放系」)~34S H_2S(全Sの53%)にもかかわらず<1‰~34Sを濃縮した。,石油堆積盆地で報告されたように熱的熟成の際におけるH_2Sの優先的損失は油の~34S濃縮に信頼できないかもしれない。成熟過程の全体的な結果は,ケロジェンを密接に反映したδ~34S値とOSCが得られ,広範囲の熱的熟成度の油-油および油-根源岩対比のためのフィンガープリントとして用いることができる。このような相関の適用性を人工および天然油試料間の特異的OSCのδ~34S値の非常に良い相関により実証した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機地球化学 

前のページに戻る