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J-GLOBAL ID:201702233048417238   整理番号:17A0466366

ニュートリノ天体物理学を通じた暖回転時空における非線形電気力学の探査

Probing nonlinear electrodynamics in slowly rotating spacetimes through neutrino astrophysics
著者 (5件):
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巻: 95  号: 2,Pt.B  ページ: 025011.1-025011.18  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 2470-0010  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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超新星の動力学の最終段階においては,巨大な電磁場が存在していることが知られている。このような状況では,非線形理論(Maxwell電磁気学の一般化)を探査できる可能性がある。まず,任意(カレントフリー)の非線形電気力学(NLED)ラグランジアンにミニマルに結合したEinstein場方程式を,暖回転領域a《M(aはスピンニングブラックホール(BH)の単位質量当たりの角運動量の大きさ,Mはその質量)でa/Mに関して1次までで解いた。次に,堅牢で自己無矛盾なBorn-Infeldラグランジアンを用い,このようなNLED時空とMaxwell時空(暖回転Kerr-Newman時空)の物理的性質を比較および対照した。これらの時空のいくつかの側面を探査するため,Maxwell電気力学とNLEDの識別とともに,荷電および非荷電ブラックホール(BH)を識別するために有用な道具である,ニュートリノ(WKB近似における)を用いた。磁場に関する古典的な場合と比較した主な新しい点は,非線形な暖回転BHの地平線のすぐ外で,計量の非対角項,ジャイロスコープの歳差運動,スピン-フリップ(ν<sub>l</sub>→ν<sub>r</sub>,添字lは左巻き,rは右巻きを表わす),ニュートリノフレーバ振動(ν<sub>e</sub>→ν<sub>μ</sub>,ν<sub>τ</sub>)などが,時空性質がそこで著しく変わるために生じることである。この論文では,特に,ニュートリノフレーバ振動と,ジャイロスコープ歳差運動と等価なスピン-フリップ質量準位交差に焦点を当てた。このような解析により,暖回転非線形荷電BH(RNCBH)時空において,電磁気が非線形であるという仮定に本質的に関係して,コアー崩壊超新星におけるニュートリノ動力学が大きく変化することが証明される。このような天体物理学的環境においては,r過程のはっきりとした増大(電子割合の減少Y<sub>e</sub><0.5)が生じる。その結果,増大による超高輝度超新星爆発において,崩壊原子核種におけるより重い元素の生成と総量の増大がもたらされる。最後に,高い荷電-質量比(不安定高磁化中性子星に付随して)を伴う短寿命荷電BHと,他のBH観測量(光偏極測定による)から種々の電磁気理論を判別し得る方法をもたらすいくつかの物理的シナリオを考えた。
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分類 (2件):
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宇宙論  ,  場の理論一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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