抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プライバシー保護はパーソナルデータの利活用において重要な課題である。このプライバシー保護のための一つの手法として,匿名化(Annonymization)が挙げられる。法制度上も,十分な匿名化が達成されれば,最早そのようなデータはパーソナルデータでなくなり,規制の対象外となる。他方で,そのような非パーソナルデータ化が達成されるためには,どの程度の匿名化処理が行われればよいか,非パーソナルデータ化が達成されたことを示すために誰がどのような責任を果たすべきなのかの所在は,明らかではない。そこで,本稿では,パーソナルデータの保護制度における論点を整理し,技術面における具体的要件や実装について検討する。我々はこれまでにプライバシーに関する規制やガイドラインから各ステークホルダーに求められる要件を整理した。さらに非パーソナルデータ化についてのこれまでの技術的研究を整理し,適用可能性を議論した。(著者抄録)