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J-GLOBAL ID:201702233271336831   整理番号:17A1820135

OsTGAP1はアレロパシー相互作用に及ぼす生物学的影響とイネの根におけるJA誘導ジテルペノイド植物性アレキシン生合成の原因である【Powered by NICT】

OsTGAP1 is responsible for JA-inducible diterpenoid phytoalexin biosynthesis in rice roots with biological impacts on allelopathic interaction
著者 (7件):
資料名:
巻: 161  号:ページ: 532-544  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0602A  ISSN: 0031-9317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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フィトカッサンとモミラクトンは主要なジテルペノイドファイトアレキシン(DP),豊富な産生と抗微生物活性によって特性化されるように知られており,それらの生合成遺伝子は,イネゲノムにクラスター化している。塩基性ロイシンジッパー転写因子OsTGAP1はイネ培養細胞におけるDPの協調生産の調節因子として作用することが知られているが,植物におけるOsTGAP1の機能はほとんど知られていない。ここでは,植物におけるOsTGAP1の生物学的機能に対する証拠を提示した。野生型植物では,OsTGAP1はシュートに比べて根で豊富に発現している。さらに,ジャスモン酸(JA)の処置下でOsTGAP1の誘導発現は,根におけるDP生合成遺伝子のJA誘導発現と一致する根特異的様式でのみ観察された。OsTGAP1を過剰発現するとOsTGAP1ノックダウン植物上での逆遺伝学的アプローチでは,DP蓄積に関連した生合成遺伝子の発現は著しく増加し,減少したことが分かった。植物におけるレポーター解析はOsTGAP1はOsDXS3とモミラクトン生合成遺伝子OsKSL4のプロモーターを活性化し,おそらくTGACGTモチーフへの結合を介してことを明らかにした。さらに,イヌビエとの共培養実験は,ノックダウンのアレロパシー効果とOsTGAP1の過剰発現は,対照と比較して有意に変化したことを示唆した。これらの結果は,OsTGAP1はイネの根におけるDP生合成遺伝子の転写調節を介してDP蓄積を正に調節することを示し,これはモミラクトンのような特殊な代謝産物の産生を調節することにより水田雑草とのアレロパシー相互作用を維持するために不可欠である。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  植物生理学一般  ,  植物の生化学 

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