抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大きなバイポーラロンは,通常の金属より低いキャリア密度で起こり得て超伝導の基礎となり得る。コヒーレントに移動する大きなバイポーラロン形成には,静的誘電定数対光学誘電定数の非常に大きな比率(ε
0/ε
∞>>2)を必要とする。非常に大きな静的誘電定数の場合,大きなバイポーラロン間のフォノン媒介引力は直接の斥力に打ち勝って液体への凝縮を促す。大きなバイポーラロン液体の周波数依存伝導率は特性フォノンの周波数の上下2つの部分から構成される。温度の低下とともに,低周波数側応答はより低周波数へとシフトし,両者の間に間隔があく。本稿では,酸化物高温超伝導を理解するための大きなバイポーラロン説の背後にある本質的物理について説明する。