文献
J-GLOBAL ID:201702233322422944   整理番号:17A1433350

ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤,FTI-277は敗血症性ひ臓リンパ球上のPD-L1発現を阻害し,ひ臓リンパ球活性化を促進する【Powered by NICT】

Farnesyltransferase inhibitor FTI-277 inhibits PD-L1 expression on septic spleen lymphocytes and promotes spleen lymphocyte activation
著者 (4件):
資料名:
巻: 190  号:ページ: 8-18  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0159B  ISSN: 0009-9104  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤は腫瘍の治療のための臨床試験で試験した。敗血症では,プログラム死リガンド1(PD-L1)へのプログラム死1(PD 1)の結合はリンパ球アポトーシスを促進し,サイトカイン発現を減少させ,このようにして生存率に影響を与えた。PD-1/PD-L1経路は慢性ウイルス感染,細菌感染と敗血症において重要な役割を果たす。しかし,この経路の正確な免疫抑制と抗炎症機能は十分に理解されていない。我々の以前の研究では,盲腸結紮と穿刺(CLP)によって敗血症の誘導は偽処理と比較してひ臓で増加したファルネシルトランスフェラーゼ活性およびファルネシル化蛋白質レベルをもたらした。しかし,敗血症患者における全生存率に及ぼすファルネシルトランスフェラーゼ活性の阻害と関連した特異的シグナリング経路の影響は研究されていない。本研究では,CLP誘導敗血症マウスはファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤(FTI 277)で処理し,敗血症性ひ臓リンパ球上のPD-L1発現を検討した。フローサイトメトリー解析は,PD-L1はリンパ球に構成的に発現しており,PD-L1蛋白質発現はCLP後強くアップレギュレートされたことを明らかにした。FTI-277は敗血症性脾臓リンパ球に用量依存的にPD-L1mRNA及び蛋白質発現をダウンレギュレーションした。この効果は核因子カッパB(NF κB)と密接に関連していた。さらに,PD-L1信号に及ぼすFTI-277の有意な減衰効果をマウスで抗CD3~+CD28~+抗体に反応してインターフェロン(IFN)γ分泌,インターロイキン(IL)- 2産生と脾細胞増殖を促進した。さらに,FTI-277は敗血症マウスにおけるひ臓リンパ球アポトーシスを減少させた。,FTI-277はPD-L1シグナル伝達経路を介して脾臓リンパ球活性を調節し,NF-κB経路の抑制に起因する有意な抗炎症作用を有する。ファルネシルトランスフェラーゼは敗血症治療のための貴重な治療標的を表す。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  細胞生理一般  ,  血液の腫よう  ,  腫ようの実験的治療  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

前のページに戻る