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J-GLOBAL ID:201702233326345824   整理番号:17A0500337

5-Cp*)Ir(III)の1-ベンジル-3-フェニルチオ/セレノメチル-1,3-ジヒドロベンゾイミダゾール-2-チオン/セレノンとの錯体:酸化と1,2-置換ベンズイミダゾール合成のための触媒

Complexes of (η5-Cp*)Ir(iii) with 1-benzyl-3-phenylthio/selenomethyl-1,3-dihydrobenzoimidazole-2-thione/selenone: catalyst for oxidation and 1,2-substituted benzimidazole synthesis
著者 (4件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 2228-2237  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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1-ベンジル-3-フェニルチオ/セレノメチル-1,3-ジヒドロベンゾイミダゾール-2-チオン/セレノン[L1-L4]の[(η5-Cp*)IrCl(μ-Cl)]2とその後のNH4PF6との25°Cでの反応は,分解能質量分析(HR-MS)と多核核磁気共鳴(NMR)イメージング(1H,13C{1H},及び77Se{1H})によって証明された[(η5-Cp*)Ir(L)Cl][PF6](L1からL4に対して1から4)をもたらした。単結晶X線回折によって確立された構造は,鉄の周辺の「ピアノいす」型構造を明らかにする。Ir-チオ/セレノエーテル(Ir-S/Ir-Se)の結合距離(Å)は,2.347(18)-2.355(4)/2.4663(12)-2.4663(13)で,Ir-チオン/セレノン(Ir-S/Ir-Se)の結合距離(Å)は,2.4146(19)-2.417(2)/2.5141(16)-2.5159(12)である。1,2-フェニレンジアミンのベンジルアルコールとフルフリルアルコールとの穏やかな室温での条件下での錯体1-4による触媒反応は,ビスイミンをその場生成した。Ir(III)化学種による求電子的活性化に端を発する1,3-ヒドリドシフトによる環化と転移は,1,2-二置換ベンズイミダゾールを最終的にもたらす。このワンポット合成でのヘテロ環状体の収率は,良好ないし極めて優れている。1,2フェニレンジアミンの不在下で実行されたこのヘテロ環状体の合成のプロトコルが,アルデヒド類をすぐれた収率で与えるので,触媒としての錯体1-4の存在下でのアルコール類の空気酸化によってその場生成したアルデヒド類は,ビスイミンに対する前駆体である。アルコール類の水素移動によるアセトンへの酸化は,錯体1-4によって効率的に触媒作用され,良好ないし極めて優れた収率でアルデヒド/ケトンをもたらした。錯体1によるそれぞれの触媒過程は,その同等物よりもわずかに効率的である。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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貴金属触媒  ,  白金族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 
物質索引 (6件):
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