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J-GLOBAL ID：201702233345720141   整理番号：17A1503904

異なる土地利用型の下での高度に風化した土壌中のりん及び鉄イオンの移動に対する湛水の影響:短期効果と機構【Powered by NICT】

Effects of flooding on phosphorus and iron mobilization in highly weathered soils under different land-use types: Short-term effects and mechanisms

著者 (6件)： Maranguit Deejay (Department of Soil Science of Temperate Ecosystems, University of Goettingen, Buesgenweg 2, 37077 Goettingen, Germany) ,  Maranguit Deejay (Department of Soil Science, Visayas State University, Baybay, 6521-A, Leyte, Philippines) ,  Guillaume Thomas (School of Architecture, Civil and Environmental Engineering (ENAC), Ecole Polytechnique Federale de Lausanne EPFL, Ecological Systems Laboratory (ECOS), Station 2, 1015 Lausanne, Switzerland) ,  Guillaume Thomas (Swiss Federal Institute for Forest, Snow and Landscape Research (WSL), Site Lausanne, Station 2, 1015 Lausanne, Switzerland) ,  Kuzyakov Yakov (Department of Soil Science of Temperate Ecosystems, University of Goettingen, Buesgenweg 2, 37077 Goettingen, Germany) ,  Kuzyakov Yakov (Department of Agricultural Soil Science, University of Goettingen, Buesgenweg 2, 37077 Goettingen, Germany)
資料名： CATENA  (CATENA)
巻： 158  ページ： 161-170  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1943A  ISSN： 0341-8162  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鉄(Fe)酸化物と高度に風化した熱帯土壌中の水酸化物へのリン(P)の強い親和性は,Pアベイラビリティと,熱帯における植物生産性を制限している。湛水土壌では,Fe酸化物と水酸化物による固定PはFe~2+へのFe~3+還元のために利用可能な形に放出することができる。たん水土壌におけるこれらのP動力学は水田のためのよく報告されている。このような効果は,季節的洪水により影響される他の土地利用タイプにおける研究,特に重モンスーン降雨時熱帯における非常に小さくなる。本研究の目的は,土地利用タイプに依存して表土と下層土における嫌気性条件につながる浸水中のP移動を調べることであった。試料はインドネシア,スマトラにおける自然雨林,ジャングルゴム,ゴムとアブラヤシプランテーション下の四回の繰り返し部位からの高度に風化したアクリソルで収集した。表土と下層土は,土壌有機物(SOM)とP含有量の広い範囲を確保した。土壌は30±1°Cの嫌気性,湛水条件下で60日間インキュベートした。著者らの結果は,土壌冠水はPを動員し,P利用性を増加させるという仮説を確認した。二互いに反対の期間は冠水中に観察された。湛水の最初の三週間の間,溶存リン(DP)濃度はピークに達し,溶存Fe~2+(DFe~2+)と溶存有機炭素(DOC)のピークと同時に。三週間後,土壌のP利用性は低下したが,Fe-P(P_NaOH)および利用性P(P_NaHCO3)は最初の移植前湛水レベルに達しなかった。PおよびFe形に及ぼす洪水の影響は,表土が強く,P溶解とアベイラビリティは,森林と,それほどではないにせよ,ジャングルゴムで一般的に高かった。表土におけるDOCとDFe~2+(R~2=0.42)の間に正の相関が微生物Fe~3+還元の強度は微生物のエネルギー源として,電子供与体として利用可能な炭素(C)の量によって制限されることを示した。SOMからの有機Pの微生物無機化もP利用性を増加し,このプロセスが利用可能なCを必要とするこの解釈は,利用性PとDOCの間,ならびに表土中のDPとDOC(R~2=0.56)の間の強い相関(R~2=0.58)により支持された。全ての土地利用タイプの洪水後の表土と下層土における増加pHも経時的P放出に影響するかもしれない。要約すると,洪水中に利用可能なPおよびDPの増加は三つの主要なメカニズムに起因する(1)PはFe~3+酸化物の微生物還元溶解による放出(2)SOM無機化の間のP放出と(3)pHの増加による鉄リン酸塩の溶解度。これらの機構は河岸地域,洪水が起こるだけでなく,雨季に規則的な大雨後冠水土壌中の関連している。,Pターンオーバーは有酸素および無酸素条件の規則的な変化のために,プランテーション下の締固め土における高速であることを推測した。結果として,より多くのPは植生によって励起され,そして,それから降伏輸出による人工林から除去される。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *湛水 ,  微生物 ,  降雨 ,  アベイラビリティ ,  還元 ,  土壌有機物 ,  表土 ,  熱帯 ,  *土地利用 ,  *鉄 ,  洪水 ,  リン酸塩 ,  溶解 ,  無機化 ,  酸化鉄

著者キーワード (6件)： りん移動 ,  フラッディング ,  嫌気性条件 ,  鉄の還元 ,  熱帯農業森林 ,  りんプール

分類 (2件)： 土壌化学  (FB04040C) ,  稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 土地利用 ,  風化 ,  土壌 ,  りん ,  鉄イオン ,  湛水 ,  短期