抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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同じ化学組成でありながら,配列の相違から生じる結晶多形は,その物質の性質を利用する上でその存在を理解したり制御することが大切である。本稿では,結晶形成における多形制御について記した。多形の析出過程について簡単に説明した後,多形制御因子とその機構について詳しく記した。ここでは,冷却晶析における多形制御因子(温度と過飽和度の重なり),貧溶媒晶析での因子,分子構造と結晶多形現象の相関(アミノ酸置換基の影響,BPTエステルアルキル基サイズの影響),添加物効果と溶媒効果(添加物効果,溶媒効果,BPTの冷却晶析における溶媒効果,BPTプロピルエステルの溶媒効果,混合溶媒における溶媒効果),並びに多形制御における種晶効果(L-His多形の冷却晶析における種晶効果,BPTの貧溶媒晶析における種晶効果)を述べた。