抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大学が望まれる需要の中に,ここ数年,大きな割合を占めるに至った事案に「出前講義」や「高校生の大学訪問時に提供する模擬授業」などの非正規?講義がある。これは高大連携の流れを汲む動きとも相まっていると考えられる。一般には通常講義をまさに流用することで急場凌ぎとなっているケースも多いと想像される。今後も増加するとすれば,現場担当者の負担はけっして低いものではない。「大学らしい講義を,でも高校生でも分かり易いものを」との要求仕様もその要因かもしれない。本報告では,このような需要に対する1つの提案事例として「ディジタル」の概念を示すと共に「適度な理論」(高校生でも初体験の講義である程度分かる内容という意味)と「演習課題」で構成される30分から60分までの内容となる講義演習の事例紹介を行いたい。具体的には,ディジタル通信の基礎でもある「誤り訂正符号」を話題とし,概念の紹介とその具体的な設計手法および演習課題を提供するため,ディジタル教材および専用のe-Learningッールで実現している。前者は多くの場合,プレゼンテーションソフトの文書をメインとし,後者はWebベースで実装され,可視化と問題出題およびその解答を提示するアプリとなっている。既に模擬授業やオープンキャンパスなどで実演している。(著者抄録)