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J-GLOBAL ID：201702233721404128   整理番号：17A1087129

二相領域オーステナイト化中の高炭素クロム鋼のセメンタイト溶解速度論

Cementite Dissolution Kinetics of High Carbon Chromium Steel During Intercritical Austenitization

著者 (6件)： LI Hui (Yantai Nanshan Univ., Shandong, CHN) ,  LI Hui (Shandong Nanshan Aluminum Co Ltd, Shandong, CHN) ,  LI Hui (Shandong Univ., Shandong, CHN) ,  ZHANG Hua (Shandong Nanshan Aluminum Co Ltd, Shandong, CHN) ,  LV Zheng-feng (Shandong Nanshan Aluminum Co Ltd, Shandong, CHN) ,  ZHU Zhen-feng (Yantai Nanshan Univ., Shandong, CHN)
資料名： Journal of Phase Equilibria and Diffusion  (Journal of Phase Equilibria and Diffusion)
巻： 38  号： 4  ページ： 543-551  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： C0335D  ISSN： 1547-7037  CODEN： JPEDAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セメンタイトを球状化した過共析高炭素クロム含有鋼(1.02C-0.23Si-0.37Mn-1.49Cr,wt%)の840,860,880°Cでの熱処理によるセメンタイトの溶解挙動を調べた。SEMによるセメンタイト粒子のサイズ及び数の測定,DICTRAソフトウエアによるシミュレーションによって解析した。セメンタイトの溶解速度は初期に速く,その後ゆっくりとなり,シミュレーション結果も同様であった。セメンタイトの溶解は,オーステナイト/セメンタイト界面における局所的な平衡の一時的な破壊および瞬間的な回復に依存した。炭素の拡散速度が速く,セメンタイトとオーステナイトとの間の急速な分布をもたらした。オーステナイト中のC含有量は保持時間とともに著しく増加したが,Cr含有量にはほとんど変化はなかった。結論として,セメンタイトの溶解は炭素の拡散による高速溶解とそれに続くCrの再分布によるゆっくりとした溶解の2段階で進行すると言える。

シソーラス用語： 相変態 ,  *変態区間熱処理 ,  *高炭素合金鋼 ,  クロム含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  過共析鋼 ,  *セメンタイト ,  *溶解速度 ,  速度論 ,  加熱温度 ,  粒径 ,  シミュレーション ,  オーステナイト ,  界面 ,  炭素 ,  拡散速度 ,  保持時間 ,  固体内拡散 ,  多段階過程
準シソーラス用語： オーステナイト化

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属相変態  (CB03020W)

タイトルに関連する用語 (5件)： オーステナイト化 ,  炭素 ,  クロム鋼 ,  セメンタイト ,  溶解速度論