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J-GLOBAL ID:201702233736776253   整理番号:17A0012792

滑り接触における鋼の融着摩耗プロセスの,シンクロトロンX線回折,近赤外線,および目視による同時現場観察

Simultaneous Synchrotron X-ray Diffraction, Near-Infrared, and Visible In Situ Observation of Scuffing Process of Steel in Sliding Contact
著者 (7件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: Article:19,1-16  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: W1933A  ISSN: 1023-8883  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本報では,二次元検出器,シンクロトロンX線回折(XRD),近赤外線CCDアレイ,および可視CCDアレイを組合せて利用する新開発システムによる,鋼の融着摩耗プロセスの現場観察について述べた。システム適用の実証試験において,固定された鋼ピンと回転するサファイアリングの間に接触領域を生成し,接触領域の鋼表面のXRDリング,可視像,および近赤外線画像を,乾燥条件下において30fpsで同期捕捉した。システムは,摩耗挙動,著しい瞬間的な温度上昇,および融着摩耗プロセスにおける接触領域内の鋼の結晶粒組織の変化を,視覚的に捉えた。摩耗プロセス全体は,いくつかの段階から成ることを観察し,それぞれ,第1のマイクロ融着摩耗,通常摩耗,第2のマイクロ融着摩耗,およびマクロ融着摩耗であると同定した。マイクロ融着摩耗プロセスの間に,接触領域内の瞬間的な熱発生にともなって,間歇的な塑性流れが,何度も発生することを観察した。瞬間的な熱発生は,断熱境界条件を生成し,それにより,温度を1000°C超に上げた。接触領域における急な温度上昇と降下は,また,マルテンサイトとオーステナイトの間で繰り返される,相変態と逆変態を引き起こした。現場XRDスペクトルは,繰り返される相変態と逆変態が,突発的な塑性流れの原因となる,マクロ融着摩耗プロセスを開始する有限の表面層を生成することを示した。Copyright 2015 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属の機械的性質  ,  X線回折法  ,  その他の接合 

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