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J-GLOBAL ID：201702233767247669   整理番号：17A1502041

Dhanbad,インド東部の炭田地域における大気中のすす粒子の源領域と部門の寄与【Powered by NICT】

Source region and sector contributions of atmospheric soot particle in a coalfield region of Dhanbad, eastern part of India

著者 (5件)： Singh S. (CSIR-Central Institute of Mining & Fuel Research, Dhanbad, Jharkhand 826015, India) ,  Tiwari S. (Indian Institute of Tropical Meteorology, New Delhi-Branch, 110060, India) ,  Dumka U.C. (Aryabhatta Research Institute of Observational Sciences, Nainital 263 001, India) ,  Kumar R. (National Center for Atmospheric Research, Boulder, CO 80307-3000, USA) ,  Singh P.K. (CSIR-Central Institute of Mining & Fuel Research, Dhanbad, Jharkhand 826015, India)
資料名： Atmospheric Research  (Atmospheric Research)
巻： 197  ページ： 415-424  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0540A  ISSN： 0169-8095  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 黒色炭素(BC)エーロゾルは,太陽放射との相互作用によりと雲の寿命と光学的性質を改変することによって間接的に地球の気候に直接影響を与えた。しかし,BCエーロゾルの理解と気候に対するその影響は,BCのin situ測定,特に発展途上世界の欠如により制限されている。Dhanbad,インド東部の炭田地域からのBCの測定を報告し,研究地域に影響する発生源への洞察を得るために2013~年に370と880nmでのBCデータを解析した。著者らの解析は,低波長(紫外)で有意に高い吸収を示した。DhanbadでのBCの約33%は,化石燃料燃焼からのバイオマス/バイオ燃料燃焼と残りの67%から生じることを推定した。Dhanbadに影響する気団は,イラン,アフガニスタン,パキスタン,オマーン,アラブ首長国連邦のような国における遠く離れた起源と観測地点に到達する前のインド-ガンジス平原(IGP)上空を通過する高濃度BC_370nm(>12μgm~ 3)が観察された。BC_880nmに影響する発生源地域はIGPで局在していたがBC_880nm濃度はBC_370nmより33%低かった(8μgm~ 3)。クラスタ分析はDhanbadに到着した気団の最大画分(35と29%)はモンスーン期中の中部IGPと北西IGP領域の境界層を通過することを示した。IGP影響気団におけるBC_370nm(16.0と20.0μg/m3~ 3)とBC_880nm(9.5および10.0μg/m3~ 3)の平均値は他の発生源地域から到来するより有意に高かった。化学(WRF-Chem)モデルと結合した気象研究と予測モデルは,Dhanbadに影響を及ぼす種々の発生源の相対的重要性を理解するために適用した。観測されたBC質量濃度の変動は,測定値からの僅かな逸脱を伴うが,WRF-Chemにより良く捕捉された。モデルの結果は,人為的排出量はDhanbadで表面BCの75%以上を占めることを示した。バイオマス燃焼の寄与は4月と11月にピークが25%以下である。分域境界からの流入の観点から推定した長距離輸送はDhanbadでのBC濃度に大きく影響しない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 排出量 ,  気団 ,  カーボンブラック ,  化石燃料 ,  光学的性質 ,  *インド ,  エアロゾル ,  予測モデル ,  バイオマス ,  *炭田 ,  モンスーン ,  太陽放射 ,  生物燃料 ,  気候
準シソーラス用語： 発生源 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 大気エーロゾル ,  人為的 ,  すす粒子 ,  ソース同定

分類 (2件)： 中小規模擾乱,降水特性  (DC05120X) ,  放射,大気光学  (DC05080C)

タイトルに関連する用語 (5件)： インド ,  炭田地域 ,  大気中 ,  すす ,  部門