文献

J-GLOBAL ID：201702233909908783   整理番号：17A0522347

効果的な抗微生物と抗癌活性をもつ酵素応答ヌクレオチド官能化銀ナノ粒子

Enzyme responsive nucleotide functionalized silver nanoparticles with effective antimicrobial and anticancer activity

著者 (5件)： Datta Lakshmi Priya (Department of Nanoscience and Technology, JIS College of Engineering, Nadia, Kalyani-741235, West Bengal, India. [e-mail]) ,  Chatterjee Ananya ,  Acharya Krishnendu ,  De Priyadarsi ,  Das Mahuya
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 41  号： 4  ページ： 1538-1548  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銀ナノ粒子は,有名な抗微生物活性のために家庭用製品及び化粧品とともに種々の医薬品に潜在的に使用されている。それらは潜在的な抗癌活性も有名であるが,正常細胞に及ぼす副作用は依然として重大な問題である。ここでは銀ナノ粒子の適用性を高めること,すなわち潜在的な抗微生物性および抗癌性を変えることなく細胞毒性を低下させるために,著者らは銀ナノ粒子とアデノシン三リン酸との相互作用を介してヌクレオチドメタライゼーションの新規な方法を開発した。これらの高度に安定なアデノシン三リン酸で被覆した酵素応答性銀ナノ粒子は,正常な生理学的環境における優れた安定性及び非細胞毒性用量でのヒト肝癌細胞の選択的抑制のために特に魅力的である。アデノシン三リン酸で被覆した銀ナノ粒子のフォスファターゼ駆動脱リン酸化は,細胞指示応答のモデルとして利用することができる。これはナノ医療がヒトの癌を効果的に治療する代替手段を提供する。新規な抗癌活性に加えて,生体適合性アデノシン三リン酸で被覆した銀ナノ粒子は,グラム陽性およびグラム陰性の両方の細菌に対して優れた殺菌活性を示す。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *抗微生物作用 ,  *抗腫瘍作用 ,  *ナノ粒子 ,  官能化 ,  酵素反応 ,  ヌクレオチド ,  副作用 ,  *細胞毒性 ,  *リボヌクレオチド ,  相互作用 ,  メタライゼーション ,  用量 ,  *腫瘍細胞 ,  *肝臓腫瘍 ,  ナノテクノロジー ,  生体適合性 ,  グラム陽性菌 ,  グラム陰性菌 ,  アデニンヌクレオチド
準シソーラス用語： *銀ナノ粒子 ,  遺伝子相互作用 ,  ナノ医療

分類 (4件)： 医用素材  (GA05040H) ,  生物学的機能  (EB04020F) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  抗細菌薬の基礎研究  (GW17020S)

物質索引 (1件)： アデノシン三リン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 抗微生物 ,  抗癌活性 ,  酵素 ,  応答 ,  ヌクレオチド ,  官能化 ,  銀ナノ粒子