抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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3900形の電気機器は25年以上が経過し,更新が必要になった。更新用電機品として納入したVVVFインバータ装置と断流器箱,主電動機を紹介した。従来のVVVFインバータ装置では逆導通GTOを用いてきた。開発に際して,ぎ装上の制約から,冷却方式は変えずに主回路半導体素子の低損失化を図ることにした。半導体素子として,SiCハイブリッドモジュールとSi-IGBTモジュールを使用した場合のインバータの発熱量の計算を行った。その結果,SiCハイブリッドモジュールの方が発熱量が小さいことがわかった。SiCハイブリッドモジュールを採用したVVVFインバータ装置を開発した。インバータ制御は速度センサレスベクトル制御で,既存のGTOシステムに比べて外乱への追従,検知性能に優れる。また,GTOを用いた装置に比べて,質量40%減,体積60%減,出力密度が2.4倍になった。主電動機は自己通風方式の三相篭形誘導電動機で,1時間定格出力は85kWである。